冬に子育て?ツバメのひな元気にすくすく 長野市の民家
長野市下駒沢の清水昭人さん(86)宅の駐車場にツバメが営巣し、子育てに励んでいる。通常は東南アジアで越冬しているツバメをこの時季に見かけることは珍しい。3羽のひなは、親鳥が虫を運んでくると元気に鳴いている。 【写真】ひなに餌を与えるツバメ
今月中旬に清水さんの孫が夏に子育てを終えたはずの巣にひなを見つけ、妻のタマ江さん(82)に報告。「10年以上前からツバメが産卵で来ているが、冬に子育てしているのは初めて見た」とタマ江さん。
日本野鳥の会長野支部長の藤田伸二さん(67)によると、県内では2021年12月にも中川村でツバメの巣立ちが確認された。藤田さんは「暖冬の影響もあるのもしれない。無事に冬を越せるといいけれど」と話した。
清水さん夫妻は「冬は餌も少ないから心配。毛布をかけてやるわけにもいかないので、しっかり見守ります」。