「テシカ」1日5本先行発売 20日から、屈斜路カルデラワイナリー
北海道弟子屈町のテシカガタウンラボ(町中央1、上村剛志社長)は20日から、弟子屈産ブドウ「山幸」を使ったワイン「テシカ樽熟成赤」の2023年産30本を先行発売する。25日までの6日間、屈斜路カルデラワイナリーで1日5本限定で販売。一般販売が始まる来年1月10日より一足先に新作ワインを楽しめる。 テシカの樽熟成は野生酵母で発酵し、酸化防止剤の亜硫酸塩は必要最低限の添加としているほか、ろ過をしていない。オーク樽のバニラのような香りと、ベリーやスパイスのような香りが調和。心地よい渋味と伸びやかな酸の余韻が続くという。 地域おこし協力隊ワイン事業推進支援員の木龍奈津子さんが中心となって開発し、三笠市の「タキザワ・ワイナリー」で醸造。弟子屈の地名の由来となったアイヌ語で「岩盤」を意味する「テシカ」と命名した。24年産からは屈斜路カルデラワイナリーでの生産に移行している。 木龍さんは「ブドウのおいしさを最大限引き出している」とアピール。徳永哲雄町長は「しっかりとした一級品のワインを作れた。ぜひ飲んでいただきたい」と話している。 1本750㍉㍑で、今回は339本限定。先行発売分は箱入りで、1本4500円。一般発売は町内酒販店のみで1本3960円。
釧路新聞