鹿島FW鈴木優磨はなぜ日本代表に召集されないのか?米専門メディアが疑問視「現在日本で活躍する最も危険なストライカー」
サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)第5節でインドネシア代表と対戦する。これまでの予選で活躍していた上田綺世が負傷離脱したことで、代役が誰になるか注目を集めている。米スポーツ専門メディア『ESPN』は、鹿島アントラーズFW鈴木優磨が選出されていないことに疑問を呈していた。 【画像】サッカー日本代表、インドネシア戦の予想フォーメーションはこちら! これまでストライカーのポジションで活躍してきた上田が負傷離脱したことによって、NECナイメヘンFW小川航基、ブラックバーンFW大橋祐紀、そして1年ぶりの代表復帰を果たしたセルティックFW古橋亨梧のうち、インドネシア戦では誰が代役になるか注目のポイントとなっている。しかし、同メディアは、今季鹿島でリーグ戦34試合に出場し13ゴール7アシストと好調を維持している鈴木が選出されていないことを不思議に思っているようだ。 「現在日本で活躍する最も危険なストライカーの一人が召集されていないことに対してほとんど騒ぎ立てられていないという事実が、いかにそれが当たり前のことになっているかを示している。クラブでの実績にもかかわらず無視され続けている鈴木は、日本代表に選ばれることのない最高のストライカーになる運命にあるようだ」 また鈴木について、「ターゲットマンであると同時にパスも得意であり、自ら前線を率いて汚れ仕事をこなすこともいとわない。そんな鈴木が、上田の代わりとして最も近い存在であることは間違いない事実だ」と評価しつつも、「先週末には別の側面が顔を覗かせた。森保監督が彼を選出しない理由の1つであろう荒い部分だ。名古屋グランパスとの一戦にて、鈴木は椎橋慧也にタックルを受けた際に、報復行為をしてしまったのだ。あれは鈴木のキャラクターを示す部分でもある」と、気性の激しさが理由として代表に選出されていない可能性が高いと指摘していた。 そして、「森保監督の下で日本が引き続き結果を出し続けているのであれば、彼が国際舞台から姿を消し続けていることに正解も不正解もない」と言葉を続け、「しかし、鈴木が日本が輩出した同世代の選手の中でも傑出した選手の一人であることは否定できない。28歳となった彼は、まさに全盛期に近づいているはずだ。鈴木が代表初出場を果たすまでは、彼はサムライブルーでプレーしたことのない最高の日本人ストライカーという望まれないレッテルを貼られる真の候補者であり続けるだろう」と、絶好調の鈴木が日本代表に選出されていないことを惜しんでいる。
フットボールチャンネル編集部