小島よしおが「ネガティブな性格を変えたい」と悩む高2女子に伝えたい、ネガティブの本当の“価値”
「生きている意味を考えてしまう。ネガティブな性格を変えたい」と悩むのは高校2年生の女子。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。ポジティブな小島さんはネガティブな性格の奥さんに助けられることばかりだと言います。生きている意味は「特別なことはない」と言う小島さん。その理由とは? 【写真】プロ野球選手をめざしていた当時の小島よしおさんはこちら 【相談60】 最近、生きている意味を考えてしまうことがあります。別に、いなくなりたい、消えてしまいたいとかそういうことではなく、ただ単純に私がこんなにつらい思いをしてまで生きている意味はどこにあるのだろうと感じます。それはたぶん私は全てをネガティブに考えてしまう性格だからだと思います。分かっていてもなかなか変えられない。こんな私の性格を変えたいです。小島さんにとって生きている意味はなんですか? また小島さんはポジティブに考えるためにどんなことをしていますか? 私は小島さんのような優しくてかっこいい素敵な大人になりたいです。応援しています。(りの・高校2年生・女子) 【よしおの答え】 おお~、りのピーヤ、うれしいメッセージをありがとう! 「生きている意味」かあ。すごく壮大なテーマだね。よしおはよく「ポジティブですね!」って言われるし、「ポジティブになるためにはどうしたらいいですか?」ってこともよく聞かれる。そういうときは大抵、「からだを動かす」とか「筋トレする」とか「ポジティブな人の本や映画の物語に影響を受ける」って答えているよ。だけど、りのちゃんが知りたいのはきっとこういうことじゃないよね(笑)。 りのちゃんのように、自分の性格がネガティブということを自覚していて、「ポジティブになりたい、でもなれない……!」って悩んでいる人って結構いるんじゃないかなあ。まず、ポジティブとネガティブとはいったい何なんだ、ってことから考えていきたいな。