高橋文哉、映画「あの人が消えた」に主演20年ドラマの先生役・田中圭が先輩役で“おとこ気出演”
高橋文哉(23)が、映画「あの人が消えた」(9月20日公開)に主演することが21日、分かった。次々と人が消えるとうわさされる、いわくつきのマンションに出入りする中で、怪しげな住人の秘密を偶然、知ってしまい大事件に巻き込まれていく配達員・丸子を演じる。小説家を夢見る丸子の職場の先輩・荒川を田中圭(39)が演じる。高橋は、田中が高校教師役で主演した20年のテレビ朝日系ドラマ「先生を消す方程式。」で生徒役を演じており、オファーを受けた田中が「何とか参加したい」と“おとこ気出演”で高橋を支える。 【写真】映画「あの人が消えた」に主演する高橋文哉と共演の田中圭 高橋は「2度目の共演で、以前ご一緒させていただいた時は10代でした。圭さんとまた一緒にお芝居させていただけると聞いた時は本当にうれしくて、クランクインが楽しみで仕方ありませんでした」と、田中との再タッグを喜んだ。田中も「お話をいただいた際は高橋文哉くんが主演とのことで、何とか参加したいなと思っていました。前回の作品では、先生と生徒という関係性でしたが今回は先輩と後輩で撮影に入る前から楽しみにしていました」と期待を寄せていた。 劇中では、高橋演じる丸子が田中演じる荒川にアドバイスを受けながら、マンションの謎に挑み、解いていく。前回の共演では教師と生徒だった役どころの関係性も、バディと“進化”した。高橋は「成長した姿をお見せできるようにと緊張しながら撮影していたのですが、圭さんの優しさがあの頃と変わらず、緊張が解けてとても救われました」と、撮影を振り返り田中に感謝。田中も23年の映画「交換ウソ日記」に主演するなど、経験を積んだ高橋との再共演に「お互いにあれからさまざまな作品と出会って、そしてバラエティー番組の共通点も増え、またこうして一緒の作品に参加できることがとてもうれしいです。鬼才感あふれる水野監督とご一緒できたことも新鮮で、とても楽しい撮影でした」と感慨深げに撮影を振り返った。 「あの人が消えた」は、23年1月期の日本テレビ系ドラマ「ブラッシュアップライフ」でアジア最大級の番組アワード「ATA2023」最優秀監督賞など、国内外で評価される水野格監督(34)が、脚本から作り上げたオリジナル作品。高橋は「監督、脚本の水野さんは、すごくユーモアにあふれる方でお芝居もすごく丁寧に繊細なところまで見てくださっていて、監督のイメージに追いつきたい! と思いながら撮影していました。撮影中、この現場の明るい空気感は水野さんを中心に作られているんだなと感じ、こんなすてきな組で主演をやらせていただいているということがすごくうれしかったです」と語った。田中も「マンションのお話で、ミステリー要素も強く、さらに豪華キャストなので、よりワクワクしながら台本を読んでいました。撮影は濃縮されたあっという間の期間だったので、今から完成が楽しみです」と完成を期待した。 水野監督も、コメントを発表した。 「この物語はコロナ禍のステイホーム期間中に思い付きました。ずっと家にいたあの期間、僕は初めて隣人に誰が住んでいるのかを知り、自分が住むマンションについて何も知らなかった事に恐怖を感じました。一方でネットショッピングを頻繁に利用するようになり、いつも同じ配達員さんが届けてくれる事に気づき、思ったのです。『このマンションの事を一番知っているのは、この配達員さんなんじゃないか?』と。そんなあなたの身近にも起こるかもしれないお話を、高橋さん、田中さんはじめ、豪華キャスト・スタッフの皆さんが思っていたよりも何倍も面白くしてくれました。いろいろな仕掛けがある映画なので、観終わった後もあーだこーだ言いながら楽しんで頂けたらうれしいです」