J1全20クラブ補強評価ランキング7位。未知数なブラジル人への期待。両サイド退団の影響は?
明治安田Jリーグは2月23日に開幕を迎える。これまでより2チーム多い20チームで争われる今季は、例年よりも熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。そんなシーズンを前に、J1全20クラブの補強を精査し、昨季との比較からパワーアップしたクラブをランキング形式で紹介する。※情報は1月29日時点
7位:川崎フロンターレ 最も影響が大きいのは山根視来の退団だろう。在籍4年間で公式戦172試合に出場した右サイドバックは、米国に活躍の場を求めた。ほとんど怪我をしないタフな右サイドバックの代わりは、ファン・ウェルメスケルケン際になりそうだ。エールディビジでの経験豊富な29歳だが、Jリーグは初挑戦。前任者の貢献度が高かったため、求められるレベルは必然的に高くなる。 最終ラインではバイプレーヤーの山村和也が抜け、ベテランの丸山祐市を獲得してその穴を埋める。生え抜きの登里享平の代わりには日本代表にも選出された三浦颯太を獲得。ジョアン・シミッチが抜けた中盤にはゼ・ヒカルドを獲得し、19歳のパトリッキ・ヴェロンも将来的に大化けする可能性があるだろう。そして、山本悠樹はガンバ大阪でダニエル・ポヤトス監督の下で飛躍したボランチで、川崎フロンターレで活躍する姿を想像することは決して難しくない。 FWを見ると、レアンドロ・ダミアンと宮代大聖の退団が大きい。2年目の山田新への期待も高まるが、新加入のエリソン、期限付き移籍から復帰する宮城天、静岡学園から加入する神田奏真とそれぞれ個性の違うFWが加わる。 昨季の川崎はシーズンを通して優勝争いに加わることができず、8位は2012シーズン以来だった。鬼木達監督の下で迎える8年目のシーズンも、ここ数年と同じく主力が抜け、新たな血を入れることとなる。経験豊富な両サイドバックの退団はマイナスだが、新たにやってきたブラジル人が活躍すれば戦力的には大きなプラスになる。
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