【ライブレポート】BUDDiiS初の日本武道館ワンマンを開催!約3万人を彼らだけの“UtopiiA=理想郷”へ誘う
■「バディのみんながいてくれるから、挫けそうになったときも心が強くなって踏ん張れるんです。」(FUMINORI) 【画像】『BUDDiiS vol.09 - MiiRAI -』開催を発表するBUDDiiS 10人組ダンスグループBUDDiiSが、初の日本武道館ワンマン『BUDDiiS vol.08 Nippon Budokan - UtopiiA -』を9月6日・7日の2日間にわたって開催した。コロナ禍での結成・始動にもかかわらず、破竹の勢いで人気を高め、今回も2デイズともにチケットを完売させた彼らにとっても、日本武道館はひとつの目標としていた場所。今回のライブでは、そのステージを “UtopiiA=理想郷”として捉え、9月18日にリリースされる1stミニアルバム『UetopiiA』収録の新曲もお披露目した。さらに、既存楽曲のマッシュアップなどのあらたな挑戦が次々とされ、巨大LEDや自動制御ペンライトといった光の演出も加えたかつてなくスケール感あるライブで、客席を埋め尽くしたバディ(BUDDiiSファンの呼称)を彼らだけの“UtopiiA=理想郷”へと誘った。 『UtopiiA』というタイトルにふさわしく、BUDDiiS初の日本武道館公演は、まず幻想的な映像から幕を開けた。SEIYAの掌から舞った白い羽根が世界を駆け巡り、ドレッシーな白の装いをした10人をひとつの場所に集めたところで、ステージを覆うLEDパネルがゆっくりと上がっていくと、ステージの上段にツイードのシャネル型ジャケットを纏った10人が現れる。大歓声を受け、最新ミニアルバムの表題曲「Utopia」を早速初披露すれば、メロディックなボーカルと小気味よいラップが行き交い展開が変わるたび、なんとオーディエンスが持つペンライトは白、赤、ピンク、黄色と自動制御で色をチェンジ。ユートピアを雲間に臨むLED映像と共に、ステージを盛り立てる照明効果として大きな役割を果たしていく。SHOOTが“ねぇBuddy!”と歌い終えると「日本武道館、待たせたな! 今日は最高の盛り上がりで僕たちと一緒にユートピア目指していきましょう!」とリーダーのFUMINORIが号令をかけて、デビュー曲「CLICK ME」へ。伸びやかなボーカルでテンポよく歌いつないでいくおなじみのポップチューンも、次々に色を変える客席のペンライトとLEDに映る光の雨に囲まれて10人が軽やかにパフォーマンスし、どこまでも伸びるロングトーンをMORRIEが放てば、夢のような理想郷を映し出す。 さらに「Brightness」ではペンライトの光が色を変えるのみならず、サビでは客席自体がいくつもの色に分かれて“十人十色”という楽曲のメッセージを最高の説得力でビジュアライズ。滝のように流れ落ち、噴き上がるスパークラーの火花も、夢の舞台に華やかな祝いの花火をあげていく。続く「Koi to me」では、レーザービームが飛び交う場内にピンクと青の光が瞬いて、恋のスイート&クールをシンクロダンスと共に描写し、LEDが海中を映し出してからは「Under The Sea」へ。マイクを取るメンバーが代わる代わるスポットを浴び、全員そろってからはステージ両端の花道にまでアプローチして、海の青と泡の白に色を変えるペンライトを振るバディたちと贅沢すぎる海中散歩を楽しんだ。最後に残ったMORRIEがウインクと投げキスを贈ると、客席のバディからは“ヤバい”の声も。日本武道館というスケールならではの斬新な演出で、まずは視覚から“理想郷”を堪能させていく。 続いてKEVIN、MORRIE、SHOW、SHOOTが青く光る蝶に誘われる映像が流れ、LEDパネルが上がると、ラフな私服スタイルに着替えた4人によって「ケビリカル - UtopiiA - Special Mashup」が披露された。これはKEVINが作詞・曲した「her+art」「ENCHANT」「JEALOUS」の3つのラブソングを自身でマッシュアップし、1曲にして歌うというあらたな試みで、その絶妙すぎる組み合わせ方は楽曲の継ぎ目を完全に消し去ってしまうほど。切ないボーカルを重ね合わせる4人の透き通った歌声は、絶妙なハーモニーを成し、緑の光に染まった場内でファンタジックに響き渡った。ステージ上段で歌い上げた4人に対し、サイレンが鳴ると今度はステージ下段で6人が次々にソロダンスを展開。タフな動きでガッツを見せるTAKUYAは赤、不敵な表情からテンポよく身体を揺らして客席を撃つYUMAは紫、緻密でメカニカルなパフォーマンスで圧倒するFUMIYAは緑、艶っぽくフロアを舞うSEIYAはピンクから青、巧みな手の動きで魅せるHARUKIは黄と、それぞれにLEDとペンライトの色を変えながら、その場のエモーションに従い完全アドリブで躍動する。最後にFUMINORIがオレンジの光を浴び、拳を顎に当てるキュートな“キセキ”ポーズも交えながらアグレッシブな肉体コントロールでバディの目を奪うと、“BUDDiiS×DANCE”の看板の下6人そろったところで音玉が爆発。熱狂する場内に「バディのみんな、最高の景色ありがとう!」とSHOOTは叫び、続く「LOUD」では4人のボーカルを6人のダンスで盛り立てる出色のコラボレーションで、しっかりとオーディエンスの背中を押していく。SHOOTの甘いボーカルで始まった「OZ」でも、大きく左右に振られる白い光に“大好きだMy Buddy”と歌いかけるKEVIN、MORRIE、SHOOTのハーモニーは圧巻。LED上には美しい桃源郷も映し出され、歌詞の通り“魔法”にかけられた心地を味わわせながら、BUDDiiSのパフォーマンス力をあらたな構成で見せつけたブロックを笑顔で締めくくっていく。 MCでは「BUDDiiS、日本武道館やってきました!」とFUMINORIが喜びを表し、初日のMORRIEは客席から返ってくる声の大きさに感動。KEVINも「これが武道館の景色か……来ちゃったね」と感慨を漏らす。また、ペンライトが自動制御式ということで、FUMIYAは端から赤、黄、ピンクと色を変える客席のウェーブを指揮して「めっちゃ綺麗! こういうのやってみたかったんだ!」とはしゃいでみせた。そんな完全オーディエンス参加型の照明演出も前代未聞なら、「ここからはしっとり音楽に揺れてってください」と贈られた「- UtopiiA - Special Medely」もあらたな挑戦。ソファやスツール、木箱のコンテナ等が置かれてガレージ風に設えられたステージに全員が腰を下ろし、オシャレな「Magic」を皮切りにアコースティックアレンジされた人気曲を、リラックスした空気で次々に届けていく。グルーヴィーな「P.A.R.T.Y」に、バラードの「Lack」ではひとつのソファに収まったMORRIEとSHOOTが兄弟ならではのなめらかなハーモニーを聞かせる場面も。美しいユニゾンにクリーム色の光が揺れる「SUNSHINE」、FUMIYAとSEIYAを筆頭に快活にラップを掛け合う「YO HO」と、BUDDiiSの音楽的多様性を表すようなメドレーをハッピーに締めくくっていく。 そこからシームレスで続いた「ON & ON」は、対照的に憂いたっぷり。SHOOTからSEIYA、KEVINと着席したまましっとり歌いつなぎ、LED上には夜空のように光がスパークして、一気に夜のムードを充満させていく。さらにKEVINがひとり起立して美しいファルセットを聞かせ、ダンスセクションで甘く、セクシーなムードを演出するが、SEIYAが右手を突き出し「BEAST2」とタイトルコールすれば再び場の空気は一変。ラップが突き刺さり、狂おしいボーカルが弾ける灼熱のダンスチューンで場内が真っ赤に染まるギャップは鮮烈で、バディのテンションを爆上がりさせていく。「もっと聞かせてくれよ!」とSHOOTが激を飛ばせば、FUMINORIが舌を出しながら衣装をまくり上げて場内を悲鳴の渦に。かと思えば「WE HIGH」ではビタミンカラーに染まる客席に向かい全力で跳ねて、歌詞でいうところの“光のその先へ”向かう力を届けていく。静と動、楽と激を行き来する目まぐるしい流れにメッセージを込め、エンタメとして昇華する姿は頼もしいばかりだ。 再びの映像ではMORRIEの合図により、光に導かれるまま10人が駆け抜けて、最後にTAKUYAが羽根を捕まえると、ガットギターとカスタネットの音が鳴るダンストラックからライブは再開。黄色ベースのスタイリッシュな衣装に着替えた10人は見る者を誘惑するかのように躍動し、LEDに赤い日輪が浮かび上がると同時にFUMIYAの歪んだラップが轟いて、始まったのは「HONEY」だ。BUDDiiS随一の情熱的なラテンチューンで目くるめくボーカル&ラップが繰り出され、SHOOTは“もっともっともっと深くまで……教えてやろうか”と挑発。セクシーなYUMAのウィスパーや10人そろってのダンスブレイクにも場内は赤く燃え上がり、スパークラーが噴き上がって、滾る激情を五感に叩きつける。さらに、曲名以外これまで一切の情報が明かされていなかった「Instinctive Love」を本邦初公開。“本能的な愛”という意味のタイトル通り、抑えきれないプリミティブな愛の波動を感じさせるエキゾチックなナンバーを、ラップでさえ艶めかしい声音とムーブでパフォーマンスしていく。だが「俺らの熱い夏、まだまだ終わってないよな!」とFUMINORIが呼びかけた「Glow Gold」では一転、トロピカルな夏オーラを全開に。LEDには南国の樹々が映り、スパークラーの黄色い火花と溶け合って、まばゆい夏の陽射しを想起させる。クライマックスではSHOOTが「お前ら愛してるぞ!」とシャウト。BUDDiiSの“熱”をさまざまな角度から表現したこのブロックも、夏のライブならではと言えるかもしれない。 ライブも終盤に至り、初日には「ここに懸けてるんだ! って実感が今、やっと湧いてきました」とSEIYAが明かす一幕も。そして、日本武道館という会場に対しYUMAが「でっかいな! って……」と素直な感想を述べたり、幕開けの衣装についてHARUKIが「王子様みたいなのがあたらしい」と話したところで、バディ子からの電話が着信。「今、ライブ中だから!」と言いつつ人気曲「The One」になだれ込み、受話器を奪い合いながバディ子=バディへの想いを、胸弾むビートに乗って電話越しに歌っていく。ピンクに、白にと色を変えるペンライトを振り上げるバディたちが沸騰する理由のひとつは、曲中でメンバーの誰かによる胸キュン台詞が毎回あるからで、しかも今回は各公演5人ずつが披露するスペシャルバージョンに。「ずっと一緒にいよう」、「俺だけ見てろよ」、「愛してる」等、思い思いの台詞を告げるなか、初日のMORRIEは「同じこと2回言わないんで。8+1は? 9じゃない、チュー」と唇を突き出し、FUMINORIは「最年長らしいこと言っちゃうよ。このあと2人っきりでいけないことしちゃう?」とささやいて、ピンクに染まった客席から悲鳴の嵐を浴びる。2日目はさらにヒートアップし、SHOOTは「俺の事好きなら早く好きって言えよ」と告げて返ってきた“好き!”の嵐に「俺は、愛してる」とダメ押し。FUMIYAに至っては「今日は伝えたいことがあります。来月20歳になるから……早く結婚しようね」と爆弾を落とした。最後にSHOWが「僕にとっての理想郷って何だと思う? 食べ放題じゃないよ~! 僕の理想郷は……僕のバディがいることだよ」と会場を沸かせれば、あとはバディとひとつになるだけ。「BUD」では「タオルの準備できてますか? 一緒にブン回して会場をひとつにして、ラストまで駆け抜けていくぞ!」とFUMINORIが煽り立て、ステージを端から端まで全員で移動し、花道の先でタオルを振って「Go Go! バディGo!!」と、ペンライトを振るバディと共に声をあげる。するとLED上ではユートピアへの門が開き、そこに向かってステージの階段を上がった10人はバディたちと「JUBiiLEE」をシンガロング。KEVINが作詞・作曲を、FUMINORIとFUMIYAが振付を担当した多幸感いっぱいのナンバーで、おとぎ話のようなドリーミーなポップ感を香らせながら“祝祭”を意味するタイトルにふさわしい華やかなムードを振りまいていった。 会場のムードが最高潮に高まり、LED上に『UtopiA』のライブタイトルが掲げられたところで、BUDDiiSとしての決意を記した本編ラスト曲は「To The Top」。R&Bのフレーバーも仕込んだ粋なダンスチューンで、MORRIEが“駆けあがれTo The Top”と凄まじいハイトーンで歌い上げれば、スパークラーの火花が上から下から噴き出して、彼らの熱き想いを放っていく。「みんながいつも頑張ってるの、たくさん知ってます。辛いことだってたくさんあるだろうし、でも、どんなときも僕たちBUDDiiSが味方でいます。いつも支えてもらってるぶん、今日くらいは甘えてくれよ! みんなの笑顔がすべてなんです。これからも止まることなく上を目指して、一緒に、最高の景色を歩んでいきましょう」とFUMINORIが熱いメッセージを届けると、キャノン砲からは金色のテープが! そして青空を映し出したLEDパネルが閉じ、一列に並んで後ろを向いた彼らの姿を隠すと、映像の中でYUMAの手から飛び立った羽根の誘う先へと10人は進んでいく。最後にSHOOTが振り返って「ありがとう」の形に口を動かすと、客席からも「ありがとう!」の声と拍手が。あらたなユートピアへと、バディと共に向かう彼らの第一歩が、今、ここに始まったのだ。 アンコールの声が響く間も客席のペンライトは星のように瞬き、美しい光景がオーディエンスの目を楽しませていく。そして再登場した10人は、それぞれ目標とする舞台に立った今の想いを述べていった。「武道館は憧れの場所。まさか立てると思わなくて実感がなかった」というMORRIEは「実際に立ってみると楽しくて、改めて皆さんを大切にしたいって思いました」とキッパリ。また、東京ドームに立つという父親との約束について「みんなのためにも、お父さんのためにも叶えたい」と目を潤ませ、「本当に辛いとき、悲しいことが合ったらいつでも僕たちに会いに来てください。一生かけて愛します」と言い切った。マイクレスで「バディ、愛してるよ!」と叫んだSEIYAは「僕の声が聞こえなくなるくらいでっかいステージでやりたいですね」と表明。「みんなの笑ってる顔が大好きで、この景色を見るために今、生きてるんだなって思います。大好きです!」と告白した。HARUKIは無観客ライブから始まり、苦楽を共にした10人で日本武道館のステージに立てたこと、チケットが完売したことに喜びを表して「こんなに綺麗な景色を僕たちに見せてくれるバディに恩返しできるように、毎日精進して頑張ります」と頭を下げる。初日に「会場が大きくなってもライブをする、みんなと一緒に盛り上がるという根本は何も変わらない」と胸を張ったSHOWも、2日目には「制御ペンライトはチケットが完売してないと100パーセントの力が出せないんです。だから完売したのはうれしいけど、そうなると一番後ろの席で見る方が絶対いらっしゃる。そんな方々でも楽しめるライブを作っていくので、ぜひまた遊びにきてください!」とうれしい言葉をくれた。 また、当たり前でない“今”への感謝を示すメンバーも続々。TAKUYAは武道館ワンマンについて「結成当時は夢にも思ってなかった」と素直な気持ちを語り、「だからこそバディが応援してくれて、メンバーも一緒に進んでくれるこの幸せな時間を、少しでも長く続けていきたい。まだまだやりたいことはいっぱいあるので、それをみんなと一緒にこの先のステージで見せていきたい」と決意を表す。YUMAはメンバーとスタッフ、家族、そしてバディ全員にひたすら感謝し、初日は「これからも誰も欠けることなく一緒にいられることを願ってます。大好きです」と指ハート。2日目には「当たり前じゃない1日1日を大切に、これからも一緒に進んでいきましょう」と語りかけた。初日に「最初のライブは200人とかだった。此処まで増えたんだ!って感慨深いですね」と涙を見せたKEVINは、2日目は音楽を作る人間として新しい形で楽曲を届けられることの喜びを吐露。「伝えたいことをギュッと詰めて楽曲にしてライブで直接届けるというのは掛け替えのない人生だと思っています。これから先もいろんな気持ちを届けていきたい」と笑顔を見せる。また、初日に「コロナ禍でデビューして、4年で武道館に立てているのがすごく感慨深い」と話したのはSHOOT。2日目には「今の状況は当たり前じゃない。僕らがこの先も変わらずみんなに声や踊りでいろんな気持ちを届けるぶん、みんなにも変わらず僕たちに声や笑顔、いろんなものを届けてほしい。いつも本当にありがとうございます。大好きです」と深々一礼した。 「いい意味で武道館は中ボス。僕らが目指す終着点ではない」と初日に頼もしく言い切ったFUMIYAは、2日目には「感無量ですね。将来、子供や孫ができたら“俺、こういう人生送ってたんだよね!”ってメチャクチャ自慢できる人生を送らせていただいてます!」と語り、「踊り続けます!」と宣言。そこに「最年少なんですけど、おじいちゃんの話が早い!」と突っ込んだ最年長のFUMINORIは、初日に「バディのみんながいてくれるから、挫けそうになったときも心が強くなって踏ん張れるんです。俺が頑張れる理由でいてくれてありがとう。同じようにみんなの頑張れる理由が僕たちでいられるように歌い続け踊り続けます」と伝えた。2日目には「みんなが誰かに否定されたり嫌なことがあっても、僕が全部肯定します。どんなときでも味方でいますし、大丈夫だよって何度でも伝えます」と断言。「僕の人生において、バディと出会えたことが僕の財産です。これからもBUDDiiSらしくたくさんのエンターテイメントを届けていくので、引き続き温かい応援をよろしくお願いします!」とMCを締めくくった。 そして「僕たちBUDDiiSがお知らせを持ってこないなんてわけがないですよ!」と、最終日には2024年12月29日にさいたまスーパーアリーナで『BUDDiiS vol.09 - MiiRAI -』を開催することを発表。BUDDiiS史上最大キャパシティとなる会場でのワンマンライブの決定に、客席からは凄まじい大歓声が湧き上がって、前回の発表のときに涙を見せたSEIYAは「泣きそうなったわ! だって過去一の歓声だよよ!? ヤバいっしょ!」と興奮をあらわに。「僕らもみなさんに負けないくらい次のステージも頑張るので、ぜひ僕らのブチかます姿、見に来てくれるとうれしいです!」と声をあげた。 最高潮の盛り上がりのまま「最後の最後までたくさん幸せ持って帰ってください!」とFUMINORIが前置き、「バディ大好き!」と贈ったのは今回のオープニング曲でもあった「Uetopia」。今度はLEDパネルに歌詞が映し出され、君と僕の喜びを連鎖させて美しい世界=理想郷を作っていこうという楽曲のメッセージをハッキリと訴えていく。ステージの前方から噴き上がり、後ろから噴き流れるスパークラーの間から、真っ白なペンライト振るバディたちに向かって“どこまでもいけるじゃん ねぇBuddy!!”とSHOOTが歌い締めると、場内から拍手と歓声が。そのラストフレーズは、まさしくBUDDiiSからバディたちへのメッセージにほかならない。 「愛してるぜ、バディ」というFUMINORIの言葉を残してメンバーがLEDパネルの後ろに消えると、パネルには前へと進んでいく10人の後ろ姿が映り、羽根に導かれてワープした先には、さいたまスーパーアリーナの姿が。結成からの4年で得たものをすべてぶつけた日本武道館という『UtopiiA』は、つまり次なる理想郷に向けてのあらたな一歩でもあったのだ。9月16日には結成4周年を迎え、18日には1stミニアルバム『UtopiiA』をリリース。5年目に向かうBUDDiiSのミライは、さいたまスーパーアリーナで最初の輝きを放つだろう。 <セットリスト> 01:Uetopia 02:CLICK ME 03:Brightness 04:Koi to me 05:Under The Sea 06:ケビリカル - UtopiiA - Special Mashup (her+art /ENCHANT/JEALOUS) 07:Dance Track 08:LOUD 09:OZ 10:- UtopiiA - Special Medley (Magic~P.A.R.T.Y~Lack~SUNSHINE~YO HO) 11:ON & ON 12:BEAST2 13:WE HIGH 14:HONEY 15:Instictive Love 16:Glow Gold 17:The One 18:BUD 19:JUBiiLEE 20:To The Top EN1:Uetopia イベント情報 『BUDDiiS vol.09 - MiiRAI -』 12/29(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
THE FIRST TIMES編集部