増える集中豪雨対策に「避難スイッチ」 視覚効果で警戒呼びかけ 4年前被災の熊本で
もう1つは社会的要因。避難が容易ではない高齢者だけでなく、訪日外国人客も増えるなど守るべき対象が多い。また、堤防や水門といったインフラにも耐用年数に限りがあるが、国や自治体の財政面を含め更新が行き届くのか問題だ。
こうした中、熊本県人吉市による橋を点灯させるのは評価すべき取り組みだ。多くの人が遠くから確認できるし、訪日外国人にも分かりやすい。こうした「避難スイッチ」を共有することで、災害時の被害を減らす取り組みが各地に広がっていくべきだろう。(聞き手 五十嵐一)