プーチン氏、旅客機墜落でアリエフ大統領に謝罪 防空システム作動
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャン旅客機の墜落はロシア防空システム作動による「悲劇的な事件」だったとし、アリエフ大統領に謝罪した。 アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていた同機は25日、進路変更しカザフスタン西部のアクタウ近郊で墜落、少なくとも38人が死亡した。アゼルバイジャンの関係筋は26日、ロシアの防空システムによる誤射による墜落との見解を示していた。 ロシア大統領府は声明で「プーチン大統領は、ロシア領空で発生した悲劇的な事故について謝罪し、改めて犠牲者の遺族に心からの哀悼の意を表した」とした。 大統領府によると、当時ウクライナからのドローン(無人機)がグロズヌイ、モズドク、ウラジカフカズを攻撃、ロシアの防空システムが撃退したという。 プーチン大統領の要請でアリエフ大統領と電話会談し謝罪した。 アリエフ大統領は、墜落機がロシア領空で外部からの事態に遭遇して制御不能となり、カザフスタンに方向転換したと指摘していた。 墜落機はグロズヌイまで飛行した後、カスピ海を横切ってカザフスタンに向かった。