保育士の処遇、障がい児保育の改善を 那覇市園長会が市に署名提出 沖縄
社会福祉法人立保育園那覇市園長会のウィンフィールドひろみ会長らは8月28日、那覇市役所に古謝玄太副市長を訪ね、保育士の処遇や障がい児保育の改善などを求める陳情書を手渡した。陳情の実現を求める保育士らの署名7038筆も提出した。 「介護職員の待遇改善を」 沖縄県民の会 県に2700人署名提出
陳情書では、保育士の離職や転職防止のため、国の補助金を活用するほか、市独自の処遇改善策の実施を要望している。障がい児保育については、障がい児2人に対して保育士1人が対応する国基準の運用を求めている。 原則で1日8時間とされる保育時間以上を利用する世帯が多いため、現場の負担が増えている現状も訴えた。そのほかにも、市が中止している子育て支援員研修の再開を求めた。 同席した園長らは、保育現場の現状とニーズに対して、予算や人員体制が行き届いていない側面を説明し、充実した保育を継続するために支援を求めた。古謝副市長は「支援研修の再開は検討している。そのほかはできることから取り組みたい」と答えた。 (嘉陽拓也)
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