地震後の孤独死防止へプッシュ型の支援 石川県議会で馳浩知事が言及
石川県議会の6月定例会が28日開会しました。能登半島地震で被災した輪島市の女性が仮設住宅で孤独死していたことを受け、馳浩知事は見守りを強化しプッシュ型の支援を強化する方針を示しました。 県議会の6月定例会では、一般会計の総額で742億円余りとなる補正予算案が提出されました。 馳知事は提案理由の説明で、のと里山空港ターミナルビル横で整備を進めている支援者向けの仮設宿泊所について、6月末までに200室を追加すると述べました。さらに珠洲市や穴水町でも7月中旬までの運用開始に向けそれぞれ50室の整備を進めているということです。 また5月中旬、輪島市門前町の仮設住宅で1人暮らしの女性が室内で病死する今回の地震で初めての判明した孤独死の報告を受け、馳知事は災害関連死を出さない取り組みを進めることを改めて強調しました。 石川県・馳浩知事「震災関連死をいかに防ぐかを最優先で取り組んできた。改めて震災関連死を出さない、孤独死を発生させないための見守り体制を強化するための官民連携の復興センターを拠点として、プッシュ型の支援を強化していきたい」 県議会6月定例会は、31日から質問戦に入ります。
北陸放送