【バレー】全国中学生選抜の海外遠征メンバーが決定。2月のイタリア遠征へ向けて二次合宿を実施
今年度「JOC・JVAカップ」受賞の田中洸、大雲舞子らが選出
バレーボールの中学生世代における強化育成事業として毎年実施されている「全国中学生選抜」(以下、全中選抜)の令和6年度メンバー男女それぞれ12名が決定した。年明けの1月9日から12日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンター(東京)で強化第二次合宿を実施。2月に予定されているイタリアへの海外遠征に向けて準備を整えた。 【ギャラリー】令和6年度全中選抜の強化二次合宿の模様(男子) メンバーは昨年度の長身選手発掘育成合宿を皮切りに、昨年10月の第一次合宿や昨年末のJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会(以下、JOC杯)などを対象として選考された。 男子はJOC杯で、最も将来が期待される選手に贈呈される「JOC・JVAカップ」を受賞した田中洸(高山中〔鹿児島〕3年)を始め、同大会の「次世代有望選手」に選ばれた栗生澤礼乙(南越中〔福井〕3年)や税所蓮嘉(山之口中〔宮崎〕3年)らが名前を連ねた。また女子は「JOC・JVAカップ」受賞の大雲舞子(八王子実践中〔東京〕3年)のほか、昨年の女子U17日本代表・頼冨果穂(武中〔鹿児島〕3年)や一昨年に当時2年生ながら女子U16日本代表入りを果たした本田葵(熊本信愛女学院中〔熊本〕3年)らも選出されている。 男女ともに1月9日から二次合宿を実施。10日の午前練習には女子アンダーエイジカテゴリー日本代表で指揮を執る三枝大地氏のもと、アタック時のボールの軌道について実技をまじえたレクチャーの時間が設けられた。これはゴムひもを使ってボールの軌道を可視化したうえで、ブロックとレシーブの関係を構築するにあたっての位置どりを確認するというもの。選手たちはヒットするボールの高さや位置、ブロッカーの場所に応じてとるべき動きや選択について議論をかわしながら、習得に励んでいた。 その後は女子アンダーエイジカテゴリー日本代表にも携わる赤山僚輔トレーナー(人力JINRIKI合同会社)がボディコントロールの考え方を選手たちへ指導し、そうして男女で分かれてのボール練習へと移った。