「トップのグリップの位置は11時」"時計"をイメージするだけで、クラブの上げ方が良くなる!?
手の位置は、ハーフスウィングは9時、フルスウィングは11時に収める
原田 分かりました。まだハーフスウィングの段階ですけど、イメージクロックの考え方の全体像は知っておいてもらいたいですからね。9時から3時の次は10時から2時です。これは両手が肩の高さになります。これがいわゆるスリークォータースウィングです。そして一番大きいのが11時から1時。これは両手が耳の高さで、これがフルスウィングになります。 GD フルスウィングでも11時から1時なんですね。 原田 それ以上手を上げる必要がないし、そもそもそんなに上がりませんよ。 GD スウィングの大きさを考えるとき、手と腕、クラブのポジションが分かりやすくなりそうです。このイメージクロックを理解すると、どんな効果があるんですか? 原田 初心者のスウィング形成、経験者のスウィング矯正に効果が期待できます。 GD 自分の動きを可視化するというか、正しい動きのポジションに物差しができる感じですね。 原田 そうです。体幹ターンに基づいた、イメージクロックによる手と腕、クラブのポジションについては、また別の機会に説明します。現段階ではイメージクロックにおけるグリップの位置だけ覚えてください。では、次回は両手が8時の位置を通過するために、重要な腕の動き方を説明しましょう。 ●原田伝一(全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長) はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80~82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人 全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。 撮影協力/都留グリーンゴルフ
みんなのゴルフダイジェスト