バンドウイルカ、赤ちゃん出産。名古屋港水族館/愛知
名古屋港水族館(名古屋市港区)は、バンドウイルカの「ゼロ」が赤ちゃんを出産したと発表。母仔共に状態は良好で、出産後の「ゼロ」は新生児に寄り添うようにプール内を泳いでいるという。バンドウイルカ新生児の1年間の生存率は自然界で50%以下というだけに飼育が難しく、同館では、水中、水上から24時間体制で母仔の状態管理にあたる。 発表によると、8月31日の午前5時7分に胎児の尾びれが出始め、同日の午前6時20分には無事出産を終えた。新生児は体長115cm、体重は15kgと、バンドウイルカの新生児としては少し小柄だが通常の範囲内。母親のゼロは推定13~14歳で、昨年に続き2度目の出産。昨年5月に初出産した赤ちゃんは、産後まもなく死亡している。 現在は母仔共に展示を規制しており、健康状態が落ち着いた頃に一般公開を開始する。