停電復旧作業の責任者を書類送検 1月の新幹線運休、作業員が感電
1月に東北新幹線などが停電で終日運休し、復旧作業中に男性作業員が感電して全身やけどの重傷を負った事故で、埼玉県警は18日、復旧作業での安全管理を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで、現場責任者だった50代の男性会社員を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 書類送検容疑は1月23日午後2時45分ごろ、さいたま市中央区で停電の原因となった架線などの復旧作業中、感電の恐れがあったのに危険性を周知する義務を怠り、50代男性作業員にやけどを負わせた疑い。 捜査関係者によると、架線には約2万5千ボルトの高圧電流が流れていた。男性作業員は現在、会話ができる状態にまで回復したという。