山形県勢を初のベスト4に導いた主将、10年間のプロ野球生活に終止符
今季、ヤクルトでプレーをしていた奥村 展征内野手(日大山形)が今季限りで引退を決めた。奥村は2013年の夏の甲子園で、主将として甲子園に出場。初戦の日大三戦で先制2ランを放ち、勝利に貢献。その勢いで、史上初のベスト4に進出。当時、2年生だった中野拓夢内野手(阪神)と二遊間を組んでいた。 さらに高校日本代表にも選ばれた。同年のドラフトでは、巨人から4位指名を受けた。プロ2年目を迎えた1月に、巨人にFA 移籍した相川 亮二捕手(東京学館)の人的補償でヤクルトに移籍した。移籍した2年目に一軍で4試合に出場。2019年には自己最多の74試合に出場。いろんなポジションが守れ、この年では遊撃をメインに二塁、三塁、外野で出場をしている。 ただ、最近は一軍での出場機会も減り、今年は3試合に出場に終わった。通算216試合で、391打数78安打、打率.199、2本塁打24打点、2盗塁に終わった。現在、高卒3,4年目で戦力外で終わる選手が多い中、10年間もプレーできたのは見事だ。 第二の人生でも活躍することを期待したい。 【動画】弟・奥村真大のプレーシーン