豪雨から1か月「目につくところでボランティア募集すれば集まるかな」住民の不安な声も ボランティア120人が復旧作業 石川・輪島市
石川県輪島市では21日ボランティアによる復旧作業が続けられました。しかし、1か月がたち、ボランティアが減少していくことへの不安の声も上がっています。 【写真を見る】豪雨から1か月「目につくところでボランティア募集すれば集まるかな」住民の不安な声も ボランティア120人が復旧作業 石川・輪島市 記者リポート「床上浸水の被害にあったこちらの事業所では、県内外からのボランティアが床下にたまった泥の撤去作業を行っています」 「依頼者の方の気持ちに寄り添いながらやってもらえたら、人によるとは思うがその辺りを寄り添いながらやってもらえると片付けすぎてしまうと逆に気持ちが滅入ってしまうという方もいるから難しいが、その辺のコミュニケーションも取りながらやってもらえるとありがたい」 輪島市宅田町にあるボランティアセンターには県内外からのボランティアおよそ120人が集まりました。 ■目につくところでボランティア募集をかけたら集まるのかな 鳳至町の事業所では、建物の床下にたまった泥をかき出す作業に追われました。 参加者・男性「こんなにすごい被害を受けてるんだと思って、地元の人は大変な思いしてるだろうなと思った」 参加者・女性「1か月もたったのにっていうのが率直なところで、ニュースとかもっと一般の人々が目につくところでボランティア募集をかけたらもうちょっと集まるのかなって思う」 ■ボランティアセンター職員は、人々の関心の薄れを不安視 ボランティアセンターを運営する職員は時が立つにつれ、能登から人々の関心が薄れていくことを不安視します。 輪島市社会福祉協議会・槌谷雅也さん「ボランティアに来た方とか色んな方が変に復興してしまっているとか思われてしまうと関心がなくなってしまうので、その関心がなくなってしまうことが一番こちらの住民としては怖いなとは思います。」 豪雨から1か月が経った今も、その爪痕は大きく残ったままです。 ■スピード勝負なところが地震と違うところ 槌谷さん「今回のような水害は早い段階で片付けや洗う作業が必要になるので、スピード勝負なところが地震と違うところ。ボランティアが足りないというより、現状のボランティアセンターでは支援を行き届かせることができないため、もっと受け皿を充実させる必要がある」
北陸放送