観光列車「花たび そうや」今季の運行開始 北海道・旭川―稚内間
JR北海道は11日、宗谷線旭川-稚内間の観光向け臨時急行「花たび そうや」の運行を始めた。3年目の今季は、各10分ほどだった途中駅での停車時間を20分前後に延ばし、沿線住民らが特産品販売や歓迎行事で地域をPRした。 【動画】エスコンにラーメンエリア 10日オープン 北海道内初進出の5店含む6店 4両編成(128席)の列車は午前10時すぎ、大勢の市民や鉄道ファンに見送られ、満席で旭川駅を出発。途中の5駅で停車した。上川管内美深町の美深駅では、町が養殖するチョウザメを水槽で展示したほか、旬のホワイトアスパラなど地場食材が入った「美深弁当」やいももちをホームで販売し、行列ができた。砂川市の会社員(33)は「特産品が楽しみで、旅の雰囲気もとてもいい」と笑顔を見せた。