ハンガリー首相、米でトランプ氏ともウクライナ和平協議
Gram Slattery Steve Holland Simon Lewis [ワシントン 12日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は11日、トランプ前米大統領と会談し、ウクライナとロシアの「和平の可能性」について議論したと、首相報道官が明らかにした。 ロシア寄りのオルバン氏はウクライナでの即時停戦を主張し、両国の和平交渉を促す「平和ミッション」としてここ2週間でウクライナ、ロシア、中国を相次いで訪問。北大西洋条約機構(NATO)同盟国の怒りを買っている。 報道官によると、トランプ氏の長年の支持者でもあるオルバン氏はフロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で同氏と会談した。 トランプ氏は自身のソーシャルメディアに「和平はすぐに実現させなければならない。戦争であまりに多くの人が亡くなり、このような戦争は決して始まるべきではなかった!」と投稿した。 ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(安全保障担当)は、オルバン氏の行動について問われると、ウクライナ抜きで和平交渉を行おうとする試みに同国は当然懸念を抱くだろうと回答。「ウクライナの同意なく行われている冒険主義がどのようなものであれ、米国の外交政策に合致するものではない」と述べた。 ロシア大統領府(クレムリン)は12日、オルバン氏はプーチン大統領にトランプ氏と会談する計画を伝えておらず、プーチン氏もオルバン氏を通じてトランプ氏に何らメッセージを伝えていないとした。