パリパラ「金」車いすラグビー・橋本勝也選手講演 挑戦の大切さ訴え
パリ・パラリンピックで金メダルを獲得した車いすラグビー日本代表の橋本勝也選手(日興アセットマネジメント、福島県三春町出身)は15日、下郷町の下郷ふれあいセンターで講演し、挑戦することの大切さを訴えた。 橋本選手は中学生の時に車いすラグビーと出合った。東京パラリンピックでは、ほとんど出場する機会はなかったが、パリ大会では中心選手として活躍した。二つの大会での成績の違いについて「目標達成シートを活用できるようになったことが大きい」と強調。「細かく目標を設定し、振り返る作業を繰り返した。ゴールから逆算して考え、戦術も理解できるようになった」と話した。 車いすラグビーと出合ってからは「気付きの毎日だった」という。「自分には障害があるからできないと思っていたことが、次々にできるようになった。何事も挑戦。選択肢は多い方がいい」と、来場者にメッセージを送った。 橋本選手の講演は、町社会福祉大会記念として開かれた。
福島民友新聞社