マコンデ彫刻 胸像展示 伊勢の美術館で企画展
【伊勢】東アフリカの美術品などを展示する伊勢市二見町のマコンデ美術館で、企画展「マコンデ彫刻 胸像展」が開かれている。2月16日まで。 マコンデ彫刻は、アフリカ東部のタンザニア周辺に暮らすマコンデ族が、アフリカ黒檀を材料に彫り上げた一刀彫り。企画展では、同館収蔵品の中から、1970、80年代の作品を中心に、22点の胸像を展示した。 子どもを抱いた母親や、口をとがらせあごをつきだした男性、美しく着飾った正装の女性など、彫り目や木肌の質感をいかし、表情やしぐさを細やかに表現したユニークな作品が並ぶ。 水野誠館長(54)は「どの作品も表情豊か。作家たちの木彫技術の高さと、それぞれの個性を見比べて楽しんでほしい」と話していた。 火曜休館。入館料は、一般1000円、高校生800円、小中学生600円。 問い合わせは同館=電話0596(42)1192=へ。