島根県松江市で民家2棟全焼 焼け跡から2遺体 家主の80代男性、20代男性と連絡取れず
6日午前4時ごろ、松江市美保関町美保関、無職男性(84)方が燃えていると家人から119番があった。いずれも木造瓦ぶき2階建ての母屋260平方メートルと離れ78平方メートルを全焼し、母屋の焼け跡から2人の遺体が見つかった。男性と、同居する孫の20代男性と連絡が取れておらず、松江署は遺体は2人とみて身元の確認を急いでいる。 同署によると、母屋に男性夫婦と孫4人、離れに息子夫婦2人の計8人が住んでいた。母屋に住む孫の30代男性が仕事から帰宅した際、1階から出火しているのに気付き通報した。この男性が煙を吸って病院に搬送されたほか、母屋にいた孫の20代女性が逃げる際に下半身を骨折した疑いがあるという。いずれも命に別条はない。 現場は美保神社から西に1キロ離れた住宅点在地。駆け付けた松江市消防団美保関方面団の庫谷龍彦副団長(48)は「母屋2階の屋根上まで火柱が上がり、バチバチと音を立てて燃えていた」と話した。