海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』で王子と王女に。市村優汰×石原颯也×天翔天音インタビュー
2021年、2022年の公演が好評を博した海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』が新たに上演される。人魚の王子が王国の王女と冒険を繰り広げる物語。主演にWキャストで市村正親の長男の市村優汰と「ホリプロ☆ネクスト」グランプリの石原颯也、ヒロインに藤岡弘、の次女の天翔天音と、10代のキラキラした3人が名を連ねた。8月の公演に向けて歌稽古が始まったところで直撃した。 【全ての写真】市村優汰×石原颯也×天翔天音のソロカット ――『プリンス・オブ・マーメイド』で皆さんは王子、王女を演じます。イメージしていることはありますか? 天翔 私が思い描く王女様はすごく品があって、所作も美しいイメージです。そこを勉強しながら、役作りをしていきたいです。役のサラ王女は美しいものを愛していて、ストーリーの流れで、海のきれいさを伝えていけたらと思います。 市村 僕は生まれつき王子ではないですけど(笑)、役のタリクとしては、サラを守っていく強さを持ちたいです。 石原 台本を読むと、タリクは自分と似ているなと思いました。 ――石原さん自身も王子っぽいと? 石原 いえいえ、そういうことは全然なくて(笑)。タリクは最初「僕が王子なんて……」という感じだったのが、だんだん逞しくなっていくんです。そういう気持ちの変化が、自分にもあったなと思い出しました。最終的に、みんなにやさしくてカッコいい王子を目指します。 ――お互いを見ていて、王子っぽさや王女っぽさを感じたりはしませんか? 石原 市村くんはクール。王子として国を見て異変にすぐ気づいて、「ここはこうしよう」と冷静な判断ができそうな感じがします。 市村 石原くんはもう、見た目から王子様。性格もたぶん紳士で、女性にも男性にもみんなに親切そうです。 石原 学校でそうするようにはしています。 天翔 2人とも見た目も雰囲気も王子様にピッタリなので、素敵なプリンスを演じてくれると思います。 市村 天翔さんこそ、そのまま王女じゃないですか? 石原 もうまさに。普段のふるまいが王女ですし、お話しさせてもらうとやさしいです。 ――この取材日時点では、稽古は始まったばかりですか? 市村 歌の稽古と、殺陣を少しやりました。次の日はヤバかったです。剣をずっと振っていたら、腕が全然上がらなくなって、湿布を貼っていました。 石原 僕は運動をやってきたので、筋肉痛には慣れています。 ――台本を読んで、やるのが楽しみなシーンもありました? 天翔 ブランコを使うシーンがあると聞いて、見てみないとわからないんですけど、舞台でどんなふうに演出されるのか、すごく楽しみです。 ――高いところは平気で? 天翔 大好きです。遊園地の絶叫マシンも得意なので、全然大丈夫です。 ――フライングもあるんですよね。 市村 オーディションのときにやりました。 石原 僕は山登りにはバリバリ行くので、高いところは好きかもしれないけど、絶叫系は無理無理無理(笑)! 急降下、急上昇はウワッとなって叫べないくらい。今回のフライングはそんな感じではないですけど(笑)。 市村 僕は夏休みによくアスレチックに行って、日本一高いアスレチックというのもやりました。60mくらいのところで、1本のワイヤーを命綱にして歩くんですけど、それはさすがにちょっと怖かったです。でも、舞台のフライングはカッコよくキメたいです。