辻希美「家族旅行でのトラブル。家族の気持ちを盛り上げるために母は…」
8時間も子どもたちを応援し続けた母は、冷えすぎて凍る寸前(笑)
旅行初日、ゲレンデについてすぐに滑ることになりました。わが家の“スノーボード経験値”というと…… 旅の言い出しっぺである旦那さんはスノーボードがもちろん大好きで、何回も滑った経験あり。長女と長男は数回のスノーボード経験はあるのですが、次男は今回が初! ちなみに私は、スノーボード経験ゼロ。とにかくバランス感覚がなく、板の上に立って滑るという意味がまったくわからないし、できる気がしないのです。実は竹馬にも乗れないし、絶対にできないだろうなと思ってやる気にもなりません(バランス感覚という意味では同じかなと…… 苦笑)。それに、これまでスノーボードに行ったときは、いつもそのときの一番下の子が小さいタイミング。旦那さんが上の子たちを連れて滑りに行っている間、数年前に行った軽井沢のときは次男を、今回は末っ子をキッズパークでお守りをするのが私の役目。そんなわけで、いまだに家族全員で滑走したことはありません。 ということで、旦那さんと上の子ども3人がリフトに乗って山頂へと消えていく姿を、私と末っ子で見送りました。スノーボード初体験の次男は、旦那さんがしっかり教えてくれたおかげで、ものの数時間で頂上から一人で滑って降りてこられるように! 本当に子ども成長の速さには驚くばかりです(ちょっと涙目)。そんな感じで、予想外に次男に手がかからなかったので、末っ子にもスノーボードを挑戦させてみることにしました。まだ5歳だし、もしかして泣いて降りてくるかな…… なんて心配していた母でしたが、小一時間も練習したら、わりと普通に滑れるようになっていてビックリ。私はというとゲレンデの麓でみんなを待っていたのですが、子どもたち4人と旦那さんが揃って滑り降りてきた姿を見たときには、「ホントに、ホントに来てよかった♡」と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
長女のスマホが行方不明に。発見されたときには圧雪車に踏まれ再起不能
そんな感じで子どもたちの成長を感じられた一日にホッコリしていた母だったわけですが、その直後、大事件が発生! なんと、長女のスマホが行方不明になってしまったのです。思いつく限りの場所を探したのですが、どうにも見つからず、長女はショックで涙が止まらず…… 容量不足などで取り戻せないデータがあることもわかり、声をかけられないくらい落ち込んでしまいました。そんな気持ちが少しでもラクになれば、と予備として持ってきていたスマホを初期化して長女のものと同期させてみたり、とアレコレできることはやったのですが、残念ながら彼女の精神状態は回復せず。 結局、ゲレンデで発見されたのですが(ウエアのポケットから落ちてしまったのか……?)、圧雪車に踏まれたため、うんともすんとも言わない、機械として使い物にならない状態になっていました。「今回はもうスノーボードはやらなくていい」と落ち込む長女。……気持ちは痛いほどわかるので、私までしんみりとしてしまいました。 次男と末っ子は、スノーボードがやりたくて仕方がないという様子だったので、翌日も旦那さんにとともにゲレンデに行って楽しんできたようです。私はというと、どうにも気持ちが回復できない長女と体調がいまひとつだった長男と一緒に部屋でお留守番をしていました。