石山寺の大河ドラマ館に10万人 予想の倍以上のペースで達成
紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせ、紫式部ゆかりの石山寺(大津市)境内に設けられた「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」の来館者が25日、10万人を突破した。主催する大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会が今年1月29日の開館当初に掲げた年間目標10万人を、予想の倍以上のペースで達成した。 【写真】大河ドラマ館に展示された衣装。「光る君へ」の「五節の舞」で、まひろ(紫式部)が実際に着用した 10万人目となったのは、台湾の台北市から訪れたリン・ユアンウェイさん。台湾でも放送されている「光る君へ」を視聴し、「舞台となった地に出かけたい」と思い、訪れたという。 日本には何度も来ているが大津市は初めてというリンさん。大津市の佐藤健司市長らからおおつ光ルくんグッズや、福井県越前市、京都府宇治市の大河ドラマ関連施設の招待券などをプレゼントされた。 大津市によると、年間目標は5月の総会で16万人に上方修正され、順調に推移している。例年の観光客の傾向と比較して、関東や東海地方からの来館者が多いという。