ロバート・デ・ニーロも老害⁉ パワハラやモラハラで嫌われているハリウッドの男性セレブたち
日本では、日々女性蔑視&人種差別発言を繰り返して周りを不快にしている嫌われおじさんたちが「老害」事例として報告されているが、ハリウッドも同じ。 セクハラ&パワハラ行為や平等意識に欠けるコメントを繰り返しては世間に嫌われ、家庭内&職場内でデリカシーに欠ける言動を積み重ねてはパートナーや部下に愛想を尽かされているシニア男性たちも少なくない。ハリウッドの偉い人にもありがちな、ハラスメントの特性を探る。
ロバート・デ・ニーロ
ハリウッドの嫌われおじさんといえば、俳優のロバート・デ・ニーロ。2019年、11年にわたって彼のパーソナルアシスタントを務めていた女性からセクハラやパワハラで訴えられた。女性によると「デ・ニーロから下品で不適切な性差別な発言を受けた」「ステレオタイプな女性的な仕事を割り当てられ、彼の”職場での妻”として扱われた」。アシスタントや秘書を「職場の妻」だと勘違いしているおじいちゃん上司って、日本にもいそうである。
女性によるとデ・ニーロはちょっとしたことでかんしゃくを起こして激怒。例えばメール。女性曰く「私が送ったメールを見つけられないと、受け取っているのに怒って電話をかけてきて『もらっていない!』と怒鳴った」。メールがうまく使えなくて怒るおじいちゃん上司も日本にもいそうである。デ・ニーロ側の言い分も紹介すると「彼女が起こしてくれなかったせいで、大事な会議に間に合わなかったことがあった。そのときに彼女を『キレやすくて、ぶっきらぼうで甘ったれたガキ』だと呼んだかも」。さらに「声は荒げたけれど怒鳴ったりはしていない。私は怒鳴らない人間だ」とも。ちなみにこの裁判、女性が勝訴。デ・ニーロ側は120万ドルの賠償金の支払いを命じられている。 (写真は法廷に向かうデ・ニーロ)
ビル・マーレイ
ビル・マーレイもかんしゃく系の嫌われおじさん。2000年の映画『チャーリーズ・エンジェル』で共演したルーシー・リューに怒鳴り散らしたことで知られている。ルーシーによるとマーレイは自分が「家庭の事情」でセットにいない間に他の人たちが脚本を見直し、書き直したことに激怒。帰ってくると「悪態をつき始めた」という。