団地が原因不明の“闇”に覆われる“不条理スリラー” 『ザ・タワー』10月2日にDVD発売
ギョーム・ニクルー監督作『ザ・タワー』のDVDが10月2日に発売されることが決定した。 【写真】『ザ・タワー』場面写真(複数あり) ジェラルメール国際ファンタスティック映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭など世界の“ファンタ系映画祭”に出品され、評価を受けた本作。極限の状況に置かれた人間の狂気を描くSFシチュエーションスリラーだ。 ある日突然、建物の外に出ると物体が消えて無くなる現象が発生した。様々な人種が住むフランスの団地。アシタンはある朝目覚めると、窓の外が“闇”で覆われていることに気が付く。その“闇”に物を投げ入れると物体は消滅し、体が触れるとその部分が鋭利な刃物で切られたように消えてなくなってしまう。テレビやラジオの電波は途切れ、携帯電話も圏外となっているが、なぜか電気と水道は使用可能だ。原因不明の“闇”のせいで、建物の中に足止めされる団地の住民たち。外の世界と遮断され閉じ込められたままの彼らは、知り合いや人種ごとの小さなグループを形成していく。徐々に正気を失っていく彼らの間に争いごとが起こり始める中、彼らが選んだ“生きるため”の方法とは。
リアルサウンド編集部