燃料デブリの試験的な取り出し 放射線量が基準下回る(福島)
福島放送
福島第一原発の燃料デブリの試験的な取り出しで、東京電力はデブリの放射線量が基準を下回ったことを確認し、6日以降、専用の容器に回収して取り出しの工程を完了する見通しです。 東京電力は10月30日、2号機の格納容器の底で5㎜ほどの大きさの燃料デブリをつかみ上げ、11月2日には格納容器の外に出しました。 5日は午前9時ごろから、このデブリの放射線量の測定を行なっていました。 東京電力は測定の結果、デブリの放射線量が取り出しの基準を下回る、1時間当たり0・2ミリシーベルトと確認し、6日以降、専用の容器に回収して試験的取り出しの工程を完了する見通しです。 デブリはその後、グローブボックスと呼ばれる装置の中で重さなどを測った上で、茨城県にある国の研究施設に運ばれて、詳しく分析されることになります。