陸上界の最優秀選手賞は誰の手に?WAが「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」の候補者発表 超人・ハッサンや、“新鳥人”デュプランティスなど金メダリストがズラリ
世界陸連(WA)は4日、その1年で最も輝いた陸上選手に贈られる、ワールド・アスレティクス・アワード2024の「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」の各部門の最終候補者を発表しました。 【画像】鈴木優花選手との写真撮影に応じるハッサン選手 女子の候補者リストには、今夏のパリ五輪の100mで、セントルシアに初めて金メダルをもたらしたジュリアン・アルフレッド選手や、10月のシカゴマラソンで、2時間9分56秒という驚異的な世界新記録をマークしたルース・チェプンゲティッチ選手(ケニア)。さらには、パリ五輪で5000m、10000m、マラソンの3種目に出場し、3つのメダルを獲得した超人、シファン・ハッサン選手(オランダ)らが名を連ねました。 男子の候補者には、棒高跳びで世界記録を更新し続け、パリ五輪で6m25をマークした“新鳥人”アルマンド・デュプランティス選手(スウェーデン)や、走り幅跳びでカール・ルイスさん以来となる連覇を達成したミルティアディス・テントグルー選手(ギリシャ)など、五輪金メダリストの名前がズラリ。 11月10日までファンによる最終投票を受け付けており、最優秀選手は12月1日にモナコで予定されている授賞式で発表されます。 ◇女子トラック種目 ジュリアン・アルフレッド(セントルシア):五輪100m 金メダル シドニー・マクラフリン(アメリカ合衆国):五輪400mハードル 金メダル ◇男子トラック種目 ヤコブ・インゲブリクトセン(ノルウェー):五輪5000m 金メダル レツィレ・テボゴ(ボツワナ):五輪200m 金メダル ◇女子フィールド種目 ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ):五輪走高跳び 金メダル ナフィサトゥ・ティアム(ベルギー):五輪七種競技 金メダル ◇男子フィールド種目 アルマンド・デュプランティス(スウェーデン):五輪棒高跳び 金メダル ミルティアディス・テントグルー(ギリシャ):五輪走幅跳び 金メダル ◇女子ロード種目 ルース・チェプンゲティッチ(ケニア):マラソン世界記録保持者 シファン・ハッサン(オランダ):五輪マラソン 金メダル ◇男子ロード種目 ブリアンダニエル・ピンタド(エクアドル):五輪20km競歩 金メダル タミラト・トラ(エチオピア):五輪マラソン 金メダル
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