東京・歌舞伎町に「キングダム」レッドカーペット 最終章完成で山﨑賢人さんらが歩く
大ヒット映画「キングダム」シリーズ4作目で、これが最終章となる「大将軍の帰還」(佐藤信介監督)が完成し、世界初の上映会が13日、東京都新宿区歌舞伎町の映画館で開かれた。 【写真】「キングダム」シリーズ4作をともに駆け抜けた山﨑賢人さんと吉沢亮さん ■歌舞伎町は興奮の渦 上映に先立ち、主演の山﨑賢人さん(29)ら12人の出演者と佐藤監督が、歌舞伎町の路上に敷かれた約60メートルの赤じゅうたんの上を練り歩く華やかなイベントが行われ、駆けつけたファンらの歓声を受けた。 イベントに参加した出演者は、山﨑さんのほか吉沢亮さん(30)▽大沢たかおさん(56)▽清野菜名さん(29)▽新木優子さん(30)▽岡山天音さん(29)▽三浦貴大さん(38)▽要潤さん(43)▽高嶋政宏さん(58)▽山田裕貴さん(33)▽佐藤浩市さん(63)▽玉木宏さん(44)。 豪華な出演俳優陣が一堂に会し、劇中に登場する甲冑姿の兵士ら20人が周囲を固め、歌舞伎町は興奮の渦に包まれた。 ■「信と一緒に成長」 挨拶に立った山﨑さんは、シリーズの準備が始まった8年前からの時間を振り返り、「皆で熱い思いをもってプロジェクトを始め、(演じた)信と一緒に成長し、いろんな人の思いを背負って最終章を迎えられた。ものすごい映画が出来上がりました」と出来栄えに自信を示した。 山﨑さんと同じくシリーズ1作目から出演した吉沢さんも「振り返るとあっという間でしたが、最終章と呼ぶのにふさわしい、すてきな作品になりました」と異口同音だ。 今回、大活躍する王騎将軍役を演じた大沢さんは、「この4作目を目指して頑張ってきました。過去3作もすごくヒットしましたが、今回は次元の違う世界まで行こうと、心を、魂を込めて撮影に臨みました」と、力強く語った。 ■気が遠くなる作業 佐藤監督は「これだけの規模、物語、キャストで作った、これだけのシリーズ作は過去にない。振り返れば気が遠くなる作業ですが、その1カット、1カットの積み重ねでしか到達できない次元の作品。ぜひ、映画館で見てください」と思いを言葉にした。 「キングダム」は、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、将軍になる夢を抱いた少年、信(山﨑)と、中華統一を目指す若き王、嬴政(えいせい=吉沢)を壮大なスケールで描く同名の人気漫画が原作。