荘内銀行 上半期の中間決算 純利益5億6600万円の増収増益 貸出金の利息などで収入増
山形放送
荘内銀行は8日、今年度上半期の中間決算を発表しました。貸出金の利息や株式の売却益による収益増や人件費の削減などで増収増益となりました。 荘内銀行の中間決算は、企業の売上高に当たる経常収益が前の年(2023年)の同じ時期に比べ14億円多い117億2100万円となりました。また、中間期の最終的な儲けを示す「中間純利益」は前の年と比べ1億300万円多い、5億6600万円となり、増収増益となりました。荘内銀行によりますと、貸出金の利息や株式の売却益、資産運用商品の販売益の増加が大きな要因になったということです。退職による人件費削減などの経費削減効果も加わりました。 荘内銀行桜井晋常務「法人・個人部門と両方とも計画した数字を達成できた。特に投信生保(資産運用商品)については計画を大きく上振れて販売している。役務のところ(手数料収入増)が大きな要因」 今年度上半期は増収増益となったものの来年3月期の業績予想については、銀行全体の利益を表す経常利益を当初通りの22億円に据え置きました。 荘内銀行桜井晋常務「国内政権、アメリカもトランプ氏になり不透明なので3月期の着地見込みは修正しないでこのまま。動向は注視しなくてはいけない」 荘内銀行は引き続き法人顧客のコンサルタント業務や地域の観光振興に力を入れていくとしています。