バイオ実験 高評価 SDGs貢献動画コン 一関高専生が優秀賞【岩手】
全国の高等専門学校生が対象の「SDGsの達成に貢献するバイオエコノミーとバイオテクノロジー動画コンテスト2024」で、一関高専学生の作品が優秀賞を受賞した。同校学生の受賞は2年連続で、21日に表彰状の伝達が行われた。 コンテストは、SDGs(持続可能な開発目標)達成には高専生の新たな発想と技術が必要との考えから一般財団法人バイオインダストリー協会(JBA)と日本バイオ産業人会議(JABEX)が開催。今年度は最高賞の最優秀賞に次ぐ優秀賞に、同校化学・バイオ系5年の奥西陽音さん(20)と安田藍さん(19)の作品「麦茶の茶殻をウニの餌に!」が選ばれた。 同作品は、陸上養殖するウニの餌に適した食材実験を映像化したもので、2人は学生寮の食堂で廃棄される麦茶の茶殻に着目。粉末状に加工して凝固剤で固めた茶殻とワカメをそれぞれ与えた個体を比較したところ、身入りだけでなく味も同等の成果があった。