ふるさと納税の魅力体感 ファンミーティングに14人 南房総(千葉県)
南房総市は、ふるさと納税で同市に寄付したことのある人を対象にした「魅力体験ツアー」を開催した。県内や関東近郊から6組14人が参加し、市内をバスで巡り、花摘みやクジラ加工品の試食、温泉入浴などを楽しみ、同市の魅力を体感し、ふるさと納税の取り組みに理解を深めた。 「東京からも近く、自然も豊かな南房総市をもっと好きになってもらいたい」と、ふるさと納税を通じたファンミーティングとして続けている取り組み。寄付者と返礼品事業者の交流の場にもなっている。 参加者は、とみうら枇杷倶楽部に集合後、バスで出発。ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで“再生”した「千田花畑」でキンセンカやポピーなどの花摘みを楽しんだ。また、返礼品として人気のくじらのたれなどクジラ加工品を試食。「南房総温泉」を日帰り入浴で堪能した。 ツアー後には、同市のこれからのふるさと納税について意見を出し合うワークショップもあり、参加者からは「観光のハイシーズンでも優先的に泊まれる宿泊チケットがあるといい」「サーフィンで南房総に来るが、駐車場やシャワーの利用券があるとうれしい」など、さまざまなアイデアが出された。 担当の同市企画財政課では「参加した皆さんからツアーが楽しかったとの声を頂いた。同様のイベントを続け、南房総市のファンを増やしていきたい」と話していた。