化石燃料の段階廃止、必要性否定 COP28議長、英紙報道
【ドバイ共同】国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)を巡り英紙ガーディアン電子版は4日までに、議長を務めるアラブ首長国連邦(UAE)のジャベル氏が11月、気温上昇を1.5度に抑えるために化石燃料を段階的に廃止する必要があるとの考えを否定する発言をしたと報じた。「段階的廃止が1.5度を実現するという科学(的根拠)もシナリオも存在しない」と述べたとした。 ジャベル氏はUAEの産業・先端技術相であると同時に国営石油会社のトップを務め、COP議長就任を問題視する声もある。今回の発言が明らかになり、専門家から反発が相次ぐ事態になっている。