米半導体大手エヌビディア、時価総額で初の3兆ドル 世界2位に
米半導体大手エヌビディアの時価総額が5日、初めて3兆ドル(約470兆円)の大台を突破し、アップルを抜いて世界2位に躍り出た。人工知能(AI)ブームを追い風に市場予想を上回る好業績をたたき出し、株価は年初の2・5倍に上昇している。 【写真】全然違う… AIが描いたドラえもん、ピカチュウ 5日のニューヨーク株式市場で、エヌビディアは前日比60・03ドル高の1224・40ドルで取引を終了。時価総額は約3・01兆ドルとなり、初めてアップル(約3・00兆ドル)を抜いた。世界1位のマイクロソフト(約3・15兆ドル)にも近づいている。 エヌビディアの時価総額は、2月下旬に2兆ドルの大台に乗せたばかり。そこからわずか3カ月で次の節目を突破したことになる。 エヌビディアが5月下旬に発表した2024年2~4月期決算は、売上高、最終(当期)利益とも過去最高を記録。市場予想を上回る快進撃を続け、株価はうなぎ登りとなっている。【ワシントン大久保渉】