ド軍のマエケンが緊急先発で10敗目も1億7500万円ボーナス獲得の可能性浮上
ドジャースの前田健太投手(28)は、27日(日本時間28日)のパドレス戦に先発登板し、4回を3安打3失点で降板し今季10敗目(16勝)を喫した。 前田は元々28日の同カードで今季公式戦最後の登板をする予定だったが、プレーオフの先発ローテーションが、1戦目はクレイトン・カーショー、2戦目はリチャード・ヒル、3番手に前田と決まったこともあり、急遽1日、早めて先発することが決定。初回に3ランを打たれたものの、以降は無安打に押さえていたが、球数制限により60球で降板した。 MLBの公式サイトによると、デーブ・ロバーツ監督は、この日の前田について「二回以降は良かった。(一回は)変化球が少し崩れ、ハンター・レンフローに高めに浮いた変化球を投げてしまい本塁打された。でもその後は三振も取り、凡打に抑えた。彼には『次に繋がる投球だった』と伝えた。つまり次は日曜日(2日)に投げる」と話した。 前田から3ランを放ったレンフローは、6日前にメジャー・デビューを果たしたばかりの選手で、この日の試合が、キャリア6試合目。パドレスのアンディ・グリーン監督は、試合前、「レンフローは今日(前田を相手に)苦労するだろう」と話していたという。しかしこの日は、初回の一発に加えて、八回には満塁弾を放つ7打点の大活躍を見せた。 ロバーツ監督が言うように、前田は、登板が一日早まったことにより、公式戦最終日となる10月2日のジャイアンツ戦で、今季最後の登板をすることになった。 オレンジカウンティ・レジスター紙は、試合後登板日が変わったことについての前田の「プレーオフに向けて来週、シミュレーションゲームで投げるよりも実際のゲームで投げた方が自分にとってはいい調整になると思う」というコメントを紹介したが、「前田が日曜日に投げたいと思ったのはもう一つの理由がある」とし、「日曜日(2日)の先発は、前田にとって今季32度目の先発登板となり、150万ドル(約1億5000万円)のボーナスを加えることになる。前田はすでに基本年俸300万ドル(約3億円)に、840万ドル(約8億4000万円)のボーナスを加えた」とした。