角田裕毅、予選8番手も不運な突風でタイムロス。好位置確保のRBは気合い十分「明日に向けてあらゆる戦略を見直す」
F1第9戦カナダGPの予選で、RBの角田裕毅は8番手となった。今季7度目となるQ3に進出して好位置を確保してみせたが、予選を振り返った角田は不運なタイムロスがあったことを明かした。 【リザルト】F1カナダGP予選結果 予選前最後のフリー走行であるFP3では15番手に沈んだ角田だが、予選では好タイムを連発。Q1は1分12秒748をマークしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2番手につけ、Q2でも1分12秒303で4番手に食い込んだ。上位グリッド確保も見える中で臨んだQ3では1分12秒414というタイムで、8番手だった。 チームメイトのダニエル・リカルドが大きくタイムを上げて5番グリッドに入った一方で、Q2からややタイムを落とした角田。予選後のコメントでは、大きく右に回り込むターン2では突風の影響を受けてタイムをロスしたと明かした。 「リザルトを見ても分かるように、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。僕たちにとっては良い1日になりました。自分としてもフリープラクティスで苦しんでいたので、予選で好転させられたのは良かったです」 角田はそう語る。 「僕はターン2で不運な突風を受けてしまい、ラップタイムを大きくロスしてしまいましたが、それでもまたQ3に進めたことは悪くありません。ここまではアップダウンがあって大変な週末を楽しむことができていますし、何よりこのように状況を好転させられると気分も良く、チームのおかげだと思っています」 「明日は天気がどうなるか分かりませんが、クルマは良いのでもちろんポイントを持ち帰りたいですし、2台がトップ10に入ることを目指します」 またチームの車両パフォーマンス責任者であるギヨーム・デゾトゥーは、天候や路面グリップの変化に対応して好タイムをマークしたリカルドと角田の働きを賞賛し、予選後に次のようにコメントした。 「ダニエルは素晴らしい仕事をして、ポールから0.2秒以内というタイムで5番手を確保した。ユウキも良いラップを刻んだが、ターン2での突風でわずかにラインを外してしまい、タイムをロスしてしまった。それでも彼はうまく予選をまとめて8番手につけた」 「また2台がスターティンググリッドのトップ10につけることになるので、我々はこの上位のポジションを多くのポイントに繋げるために、明日(決勝レース)に向けたあらゆる戦略を見直すことになる」
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