【漫画】両親に捨てられた少女を引き取ったのは、最恐マフィアのボスだった…強面男子と健気な少女のラブコメに「かわいすぎる...」「最高かよ」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、COMICポラリスに掲載中の久遠アユムさんが描く『世話焼きマフィアと薄幸少女』より『18歳になったら娼婦として売られる少女の話2』をピックアップ。 【漫画】大人になったら高級娼婦として売るはずだったのに…マフィアのボスが健気な少女に心惹かれていく様子を描いた漫画が「この話大好きすぎる」と話題 久遠アユムさんが2024年8月18日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、9,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、作者の久遠アユムさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。 ■身寄りのない少女がマフィアのボスに引き取られて… とあるマフィアとヤクザの抗争が終わり、戦いの末残ってしまった一人の少女がいた。彼女は両親によってヤクザに売られてしまっており、身寄りがなかった。そんな少女を引き取ることにしたのは、マフィアのボス・楊昇龍(ヤンシンロン)。将来「高級娼婦にする」と少女を引き取り、桜都(おと)と名付けた。 シンのもとに来て1週間経ち、桜都は服を買ってもらったり、中華の宮廷料理へ連れて行ってもらったりしていた。この日はデパートに来ており、桜都の部屋の家具を買うとして家具店へ。そこでシンは桜都に高級な天蓋付きのベッドを購入する。ベッドを決めると店員に“特別なご案内”としてVIPルームに通された二人。美しい箱を取り出した店員だったが、開けるとそこには拳銃が入っており、こんな世界があったんだと桜都は驚愕するのだった。 家具の購入が終わり、何か要るものがあるかと聞かれた桜都は、スパイス屋さんに寄ってもらうことに。お礼の品は買えないが、岩塩を使っておいしい物を作りたいという桜都に、シンは全種類の岩塩を購入したのだった。 その夜、買ってもらった岩塩を使って沢山の料理を作った桜都。食事をしながらお互いの家族の話をすると、シンも普通の「家族」を知らないということを知る。桜都は今日のような1日が普通の「家族」なのかも、と言い、その発言にキュンとしてしまうシン。しかし、シンは内面とは裏腹に表情を硬くし、「家族ごっこなぞする気はない」と言うのだった。 作品を読んだ読者からは、「この話大好きすぎる」「かわいすぎる..」など、反響の声が多く寄せられている。 ■作者・久遠アユムさん「誰が読んでもわかりやすく楽しめる作品であってほしい」 ――『世話焼きマフィアと薄幸少女』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。 ネタそのものは膨大に練った読み切り案の中の一つで、一番育てやすかったものを選びました。 実は本作の前にもネームまで練ってボツにしてしまった案があり、そこに出て来る男の子のキャラクターが「極道の王子様」でした。ボツにした後もこの設定に可能性を感じていて、どうにかできないものか模索してできたのが、「世話焼きマフィア」のシンさんというキャラクターです。お陰様で連載にも漕ぎつけたので粘って良かったです。 ――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。 誰が読んでもわかりやすく楽しめる作品であってほしいので、絵だけでもある程度ストーリーを拾える画面作りを心掛けています。 またキャラクターの作画については、とにかく美しく描こうと決めていて、ギャグパートでも敢えてデフォルメしないまま大きく表情だけを崩すよう描いています。 ――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 2巻11話の終盤でシンさんが桜都ちゃんを庇って敵に撃たれた直後のシーンです。シンさんが桜都ちゃんに対して初めて本心と素顔を見せたシーンで、その後の桜都ちゃんのシーンと合わせて、お互いへの想いが少しずつ変わっていく転換点のような場面なので、遂にここまで来たか!と感慨深くなりました。変化の回のため、単話配信版の表紙を11話で初めて二人が笑い合っているイラストにしました。とても大事なエピソードです。 ――普段漫画を描かれる際、ストーリーやキャラクター設定はどのような所から着想を得ていらっしゃるのでしょうか? キャラクターの人格は作者の人格の一端ゆえどうしても偏りが生じるので、人に会う機会がある時はできるだけ出向いて、人間観察をして引き出しを増やす努力をしています。人間の数だけドラマとストーリーが生まれるものですし。 あと、K-popグループのメンバー構成を研究してみたり。一言でどういうメンバーか説明できて、それぞれの個性が立つように上手くプロデュースされていて、メインキャラを作る時の参考になります。シンさんの「表情管理」もアイドル用語の一つです。 ――久遠アユムさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。 1巻発売の際にボイスコミックを制作していただいてとても嬉しかったので、メディア化できる作品を作れるようになるといいなと思います。 ――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。 いつも読んでくださってありがとうございます。たくさん読んでいただけると嬉しいし、感想をいただけるとこれからの活力になります。 早く続きをお届けできるよう頑張りますので、変わらず応援をよろしくお願いします。 また、毎週土曜夜にTikTok LIVEで作画作業の配信を始めました。(@kudo_ayume)連載原稿の作画を見られる時もあります。気軽に覗いてくださいね。
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