劇的弾の武藤嘉紀、脇腹の負傷明かす「多分、折れちゃっている」。復帰直後にアシストの大迫は「最高のパートナー」
ヴィッセル神戸の武藤嘉紀が、湘南ベルマーレ戦後のフラッシュインタビューに応じた。 神戸は20日、明治安田J1リーグで湘南ベルマーレとアウェイで対戦。首位追走へ白星が欲しい一戦だったが、試合は互いに譲らず、ゴールレスのまま終盤に。それでも試合終了間際、負傷から復帰した大迫勇也がボックス右で粘ると、最後はゴール前で待ち構えていた武藤が押し込んだ。1-0で劇的勝利を飾った神戸が、今シーズン初の連勝を飾った。 【動画】負傷しながら劇的決勝ゴール! 試合後のフラッシュインタビューに応じた武藤は、「チームのみんなで勝ち取ったものだと思いますし、最後は大迫選手があれだけ素晴らしいボールを出してくれたので、僕は本当にただゴールを決めるだけでした。チームメイトに感謝して、ディフェンス陣もしっかりと抑えてくれたので、今日はそれが報われて良かったなと思います」と勝利への喜びとチームメイトへの感謝を口にした。 また、負傷から復帰し、自身の決勝ゴールをアシストした大迫について問われると、「彼とは私生活ともども分かり合っていると思いますし、本当に最高のパートナーでもあります。今日は素晴らしいゴールをプレゼントしてもらったので、次は僕しっかりとお返しできるようにしていかないといけないなと思います」と語った。 劇的決勝ゴールでチームの勝利に貢献した武藤。だが、試合中には脇腹を痛めていた模様。「多分、折れちゃっている気がするんですけど」と明かしたものの、「どうなるかわからないですけど、今日はやり切れたので、また次に回復して臨めたらなと思います」とコメント。「チームとして何が何でも勝利したかったですし、アウェイの地でこれだけのサポーターの方々が来てくださっていたので、僕が痛みに負けるわけにはいかなかったですし、彼らのサポートがあって今日は最後まで歯を食いしばって頑張れたのかなと思います」と勝利への執念を語った。 神戸はこれで今季初の連勝。暫定ながら3位に浮上し、まだ今節を消化していない首位のセレッソ大阪に勝ち点1差に迫っている。武藤は「連勝をしっかりと積み重ねていけるように、これからも地に足付けて一戦一戦100%で臨んでいきたいなと思います」と今後に意気込み、インタビューを締めくくっている。