同勝ち点対決は互いに譲らずドロー決着…横浜FMはリーグ戦6試合未勝利、浦和は連勝ならず
明治安田J1リーグ第35節の横浜F・マリノス対浦和レッズが30日に日産スタジアムで開催された。 【最新】J1リーグ順位表 | 今節の変動は? 勝ち点42で並ぶ13位・横浜FMと12位・浦和。勝利で残留に大きく近づきたい両者にとって落とせない一戦だった。 試合開始早々、天皇杯準決勝のガンバ大阪戦(2-3で敗戦)から中2日で迎えた横浜FMにアクシデントが発生。2分、球際のシーンで関根貴大と強く接触した加藤蓮が左足を負傷。その後、数分間プレーを続行したが、座り込んでしまいプレー続行不可能に。6分に天野純との交代を余儀なくされた。 序盤から出鼻をくじかれる形となった横浜FMだが、11分にFKを獲得すると、急遽投入された天野が左足で直接狙う。しかし、これは惜しくもクロスバーをかすめてゴールの頭上を通過した。 一方の浦和は13分、左サイドの裏を抜けた松尾佑介のクロスを渡邊凌磨が左足で合わせてゴールネットを揺らす。だが、これはVARの結果、オフサイドの判定。ボールを保持するホームチームに対して、カウンターからの一発を狙うも、ゴールとはならなかった。 前半半ばに差し掛かると、横浜FMが立て続けにチャンスを作り出す。26分、裏に抜けた西村拓真がボックス右で相手DFとのボディコンタクトに勝利し、GK西川周作と1対1へ。しかし、左足で放ったシュートは惜しくもクロスバーの上をかすめた。さらに34分には加藤聖がボックス左手前で右足ミドルシュートを打つが、これはGK西川にセーブされた。 嫌な時間帯を凌いだ浦和は35分、松尾がボックス手前から左足でシュートを放つも、GK飯倉大樹に防がれた。前半アディショナルタイムにはブライアン・リンセンがスルーパスに反応し、1対1を迎えるも、ボールはゴール左側へ。0-0で前半を終えた。 後半に入ると、試合は徐々にオープンな展開になり、一進一退の攻防が増えるも、互いに譲らず後半半ばに。すると浦和は63分、原口元気とチアゴ・サンタナを投入し、攻撃の活性化を図る。対する横浜FMも65分、水沼宏太と宮市亮を投入し、両サイドからのチャンスメイクを試みる。 それでもスコアは動かないまま終盤へ。横浜FMは85分、カウンターからアンデルソン・ロペスがボックス右に侵攻し、左足を振り抜くもGK西川の守備範囲に。対する浦和は88分、原口のクロスの流れから最後はT・サンタナがゴールネットを揺らすも、オフサイドでゴールは認められず。 結局、試合はそのまま0-0のスコアレスドロー。ホームの横浜FMはリーグ戦6試合未勝利に、浦和は直近に行われた柏レイソル戦(1-0)の勢いを生かせず、連勝とはならなかった。