小手伸也「大河ドラマや舞台で抜擢してくださった三谷幸喜さんの存在は大きい」“恩師”への思いを明かす
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「川島明 そもそもの話」(毎週土曜17:00~17:55)。芸人、俳優、ミュージシャン、映画監督、スポーツ選手、料理人など毎週1組のゲストを迎え、誰でも知っているあの人の、意外と知らない“そもそもの話”を伺います。 【スタジオ写真を見る】麒麟・川島明と小手伸也さん 11月11日(土)のゲストは、俳優・小手伸也さんです。ここでは、NHK大河ドラマや舞台などに抜擢してくれた“恩師”三谷幸喜さんへの思いを語りました。
川島:小手さんが芸能界での恩人を1人挙げるとすれば、どなたですか? 小手:舞台時代からだと数え切れないほどの恩人がいるのですが、節目でお世話になったという意味では、NHK大河ドラマや舞台で抜擢してくださった三谷幸喜さんの存在は大きいと、常々思っております。 川島:小手さんから見て三谷さんはどんな存在ですか? 小手:すぐにはぐらかすので、本心がわからないんですよね(笑)。 川島:例えば、「このシーンの芝居はどうすればいいですか?」みたいなことって聞いたりするんですか? 小手:聞きますし、そういうことに対しては正確に答えてくださるんですよ。ただ、三谷さんって稽古中に絶対に笑わないんです。 川島:すごくコメディなシーンも作られるのに!? 小手:部屋の壁際で腕組みをしたまま、立った状態で稽古を見ているのですが、ずっとしかめっ面というか、何かを計算しているような顔をしているんです(笑)。 川島:へええ! 小手:だから「僕らは面白いことをやっているんだけど、ちゃんと正しく面白いのかな……?」って思うんです(笑)。職人気質な部分がすごいですし、腹を割って話したいなって思います。 以前、某スタジオで久々に三谷さんに偶然お会いしたときに「三谷さん!」と言って手を振ったら、全速力で走って逃げていったんですよ(笑)。僕も走って追いかけていきました(笑)。 川島:なんで逃げたんですか(笑)? 小手:理由はないんですよ(笑)。このあいだお会いしたときは「大河ドラマ(どうする家康)観ていますよ」って、ボソッと言われました。 川島:不思議な距離感ですね(笑)。親友というわけではないけれど、お仕事を一緒にすると分岐点を与えてくれると。 小手:そうですね。大切なことを任せてもらえたり、気付きを与えてくださったり、本当に“恩師”ですね。 番組では他にも、学生演劇の頃の八嶋智人さんや、堺雅人さんとのエピソードを語る場面もありました。 (TOKYO FM「川島明 そもそもの話」2023年11月11日(土)放送より)