Netflix版『返校』監督と主演リー・リンウェイが再タッグ 『青春の反抗』3月8日公開決定
第36回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門に選出された台湾映画『青春の反抗』が、3月8日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開されることが決定した。 【写真】『青春の反抗』場面写真(複数あり) 本作は、台湾で実際に起きた学生運動を基にした社会派青春映画。大学の黙従文化に不満を募らせた芸術学科生のチーウェイ(リー・リンウェイ)は、表現の自由のためにストライキに参加する。そして、学生運動のリーダーであるクァン(ロイ・チャン)の恋人、チン(イェ・シャオフェイ)に徐々に惹かれていく。白熱する抗議行動は、内に秘めた個々の欲望も燃え上がらせ、チーウェイとチンの熱も高まっていく。しかし、クァンもまた、チーウェイに興味を示すようになっていき、3人の関係は複雑に絡まっていく。愛すれば愛するほど傷つき、心にダメージを負う。やがてチーウェイは、創作の自由と同じように、内なる欲望と自身の感情は制約を受けるものではないと気づく。若者たちは自由のため、自分のために闘い続ける。 W主演を務めるのは、Netflixオリジナルシリーズ『返校』で主役を演じたリー・リンウェイと、第25回台北映画祭最優秀新人賞を受賞し、本作が映画初主演となった新人俳優のイェ・シャオフェイ。同じくNetfilxオリジナルシリーズ『返校』で監督を務め、第53回金鐘奨にて最優秀テレビ映画賞などを受賞したスー・イーシュエンが監督を務めた。 あわせて公開された予告編では、1994年の台湾を舞台に、表現の自由のためにストライキに参加する若者たちの姿が映し出されている。 また、スー・イーシュエン監督とイェ・シャオフェイによるコメント映像も公開。監督が「これは1990年代の台湾の学生運動を舞台としたラブストーリーです」と本作を紹介し、イェ・シャオフェイも「一見すると、穏やかではなさそうな映画ですが、実はとても優しい物語を描いています」と語っている。 日本版ビジュアルは、4枚の場面写真が組み合わされており、「抑圧された世界で、自由と自分を追い求めた」というキャッチコピーが配置されている。
リアルサウンド編集部