『AI予測』は的中するか?今永昇太の成績予測を中間評価
規定投球回に達しない防御率4点台後半という、MLBへの移行に必ずしも成功したとは言えない先発投手、というのがAIの見立てだったわけだが、このままいけば今永は規定投球回をクリアする。
そればかりか、ナ・リーグ新人王の最有力候補であることは言うに及ばず、同リーグ最優秀防御率のタイトル獲得も十分に現実的であり、サイ・ヤング賞投票でも上位にランクインする可能性が高い。言ってみれば、現時点ではAIの完全なる敗北である。
なお、今回諸々の予測を行なったAIがどのような人格を有しているのか、その辺のところはよく分からないが、自身の辛口予測を物ともしない今永の活躍は果たしてAIの目にどう映っているのか。
表面上は「ははは、今永君は良い意味で期待を裏切ってくれたな。私としてもうれしいよ」などと言いつつ、内心忸怩たる思いをしているようであれば、AIも大人の処世という意味では一丁前である。
何はともあれ、ウィンディ・シティ(シカゴの愛称)のルーキー左腕には、このままAIの予測に反する躍動を続けてもらいたいところだ。
J SPORTS 編集部