米マイクロチップ、今期売上見通し下方修正 アリゾナ拠点閉鎖へ
[2日 ロイター] - 米半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジーは2日、第3・四半期(10─12月)の売上高見通しを下方修正し、アリゾナ州にあるウエハー製造工場を閉鎖する計画を発表した。同社はスティーブ・サンギ暫定最高経営責任者(CEO)の指揮の下、事業再編を目指している。 第3・四半期売上高は従来予想レンジの下限付近の10億3000万ドルに修正。LSEGがまとめたアナリスト予想平均の10億6000万ドルを下回った。 同社はここ数四半期、不透明なマクロ経済環境を受け、自動車メーカー各社が供給不足を回避するために積み増した既存在庫を整理する中で、自動車向け半導体の受注減速に見舞われている。 アリゾナ拠点を2025年第2・四半期(7―9月)に閉鎖し、年間約9000万ドルの節約につなげる見込み。閉鎖は第4・四半期(26年1―3月)以降の在庫水準の抑制に役立つ一方、従業員約500人が影響を受ける。