弟・松本秀之慎(左)はA級戦、兄・秀之介(右)はS級戦で優勝を狙う

　玉野競輪場のナイター「ガッツ玉ちゃん杯(F1)」は4日、最終日を迎える。兄弟同時斡旋の松本秀之介(23歳・熊本=117期)と松本秀之慎(21歳・熊本=121期)に話を聞いた。 　先月の岐阜で渡辺十夢と航平が兄弟アベック優勝を達成したが、今回の玉野でも松本秀之介と秀之慎のイケメン兄弟がそれぞれ決勝に駒を進め『快挙』目前のところまできている(※2人の同時斡旋は昨年12月の久留米で1度あり、そのときはA級の秀之慎が完全優勝。S級の秀之介は準決敗退・シリーズ未勝利だった)。 　先に走る秀之慎は現在5連勝中と絶好調。9連勝でのS級特進も見えてきたが、「早く上がるに越したことはないけど、意識するのはさすがにちょっと早いですね(苦笑)。今回勝って残り3つくらいにならないと…」と慎重。勝負の決勝へ向けても「まずはしっかり出し切ることを心掛けます」と謙虚だった。 　そんな弟を横目に兄の秀之介は「オレは9連勝でS級に上がってますよ」とドヤ顔とまではいかないが、どうだと言わんばかりの表情を見せ、「アベック優勝できるかどうかはアイツ次第ですね」と笑わせた。 　秀之慎のA級決勝は10R、秀之介のS級決勝は12Rに予定されているが、間の11Rには児玉碧衣が登場するガールズ決勝もあり、このトリプル決勝は注目度が高く視聴率も高そうだ。(アオケイ・長谷川記者)