【動画】大阪・岸和田だんじり祭 10月祭礼。「やりまわし」に観客ら大歓声
だんじりが街中をさっそうと駆け抜ける「岸和田だんじり祭、10月祭礼」が11日早朝から始まった。同日午前から同市東岸和田駅周辺には大勢の観客が沿道をうめつくし、豪快な「やりまわし」のたびに歓声をあげている。泉州では泉大津市や貝塚市などでも祭礼があす12日まで行われる。
岸和田市内では、JR阪和線の東岸和田、久米田、下松の3駅周辺を中心に祭礼が行われている。9月の同祭は海手、今回は山手で行われているわけだ。9月祭礼とは違い、多くのだんじりが街中だけでなく、田園地帯も走るなどし、同市民をはじめ観光で訪れる人も多い。 JR東岸和田駅前でも、朝から各町の法被やTシャツを着た市民らが行き交い、待ちに待っただんじり曳行の時を待ちわびる。同市土生町の女性は「もう、はよ曳きたいし、頭も編み込みしてるし。がんばります」と笑顔で話していた。
「やりまわし」が決まるたびに歓声
だんじり曳行といえば、やはり「やりまわし」は欠かせない。掛け声とダッシュとともに「やりまわし」が決まるたびに歓声があがり街中が盛り上がる。 子どもと見学に来たという同市内の女性(27)は「子どもが朝から『だんじり、だんじり』とうるさくて。けど、こうした伝統はこれからも守ってほしいですね」と話していた。 また、9月のだんじりを曳いていたという女性(16)は「10月祭礼は毎年来てる。やっぱり、違う場所でもだんじりはかっこええ」と言いながら、うれしそうな表情でやりまわしを見つめていた。
転倒しても綱離さず、そんな姿に感動
大阪府堺市から来たという男性(60)は「さっき転倒しても綱を離さんと、すぐに走り出す人の姿をみて感動した。きょうと明日で、同じ泉州の貝塚や泉大津とかのだんじりも見に行きますわ」などと気合い十分に話しながらカメラを構えていた。あす12日は本宮が行われる。