生徒から集めた検定受験料約10万円を着服した疑い 高校教員を逮捕 約60人が検定に合格できず
生徒から集めた検定の受験料を着服したとして、高校の教員が逮捕されました。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは名古屋市熱田区の教員 長谷山峻之容疑者(33)です。 警察によりますと長谷山容疑者は2023年、当時講師として勤務していた半田農業高校で実施された「ビジネス文書実務検定」で、運営側に実際の受験者数より少ない嘘の受験者数を伝え、生徒から集めた受験料の一部である約10万円を着服した疑いが持たれています。 長谷山容疑者は発覚を免れるため、運営側に伝えていない人数分の問題用紙をコピーして生徒に解答させていて、約60人が合格点に達していたにも関わらず、合格できなかったということです。 長谷山容疑者は2024年4月から別の高校に異動していて、半田農業高校の後任の教員が引継ぎ資料などを見て、長谷山容疑者の不正に気づいたということです。 長谷山容疑者は、警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。
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