『アルフォンス・ミュシャ展』6月18日から ポスターや装飾パネルなど華麗なるアール・ヌーヴォーの世界を紹介
2024年6月18日(火)より、茅ヶ崎市美術館では、『アルフォンス・ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの美しきミューズ』が開催される。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパで華開いた芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表する画家アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)の生涯を追う展覧会だ。 【全ての画像】《スラヴ叙事詩展》ほか(全5枚) 生まれ故郷のチェコから画家になるためにパリに出たものの、なかなか芽が出ずにいたミュシャ。しかし、人気女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」のポスターを描いたことをきっかけに、一躍時代の寵児となった。流れるような曲線と図案化された花々。それらに囲まれた、ミュシャの夢見るような女性たちの姿は、「ベル・エポック(良き時代)」のパリの、あらゆる場所を飾ることになる。その後50歳になったミュシャは、民族運動高まる国チェコに帰国。晩年はスラヴ民族の栄光と苦難の歴史を描いた連作《スラヴ叙事詩》などを完成させ、79歳を目前にこの世を去った。 同展では、前述の《ジスモンダ》をはじめとする華麗なポスターや装飾パネルほか、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージ、香水瓶など、パリの生活を彩った多様な作品でミュシャの世界を紹介する。時代を超えて現在も愛され続けるミュシャの甘美な女性像や、優美なデザインに改めて目を奪われることだろう。 関連イベントは、コレクターや館長によるトークイベントの他、先生たちを展覧会に招待して児童や生徒との会話を豊かにする先生限定の文化教育プログラムなども行われる。詳細は美術館ホームページで確認を。 <開催概要> 『アルフォンス・ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの美しきミューズ』 会期:2024年6月18日(火)~8月25日(日) 会場:茅ヶ崎市美術館