「飲んだ後の記憶ない」強引に客引きし飲酒、昏睡させ現金などを奪ったか 大阪・北新地バー店長ら逮捕
大阪・北新地のバーで、男性客に酒を飲ませ昏睡させ、現金などを奪いとったなどとして、店長の女ら5人が逮捕されました。 22日午前3時ごろ、捜査員に連れられ店長の女が店の入ったビルから出てきました。逮捕されたのは、大阪・北新地のバー「モニカ」の店長・中国籍の董春雨容疑者(40)ら女5人です。 警察の調べによりますと、董容疑者と20代の従業員の女は、今年4月、北新地の路上で男性に強引に客引きをしたうえで、酒を飲ませ昏睡させたということです。男性客は「ハイボール2杯を飲んだ後の記憶がない」ということで、容疑者らは昏睡させた男性客から現金約6万円を奪い、クレジットカードで不正に決済したうえで、男性客をビルの共用通路へ連れていき放置した疑いがもたれています。 また、去年12月に別の従業員の女3人も董容疑者と共謀し、同様の手口の昏睡強盗未遂事件に関わった疑いが持たれています。被害者が酒を飲まされ昏睡している間に、容疑者らがカバンからクレジットカードを盗み、不正に高額決済したとみられています。 警察は董容疑者の認否を明らかにしていません。同様の被害はこの2年間で約60件あり、「強引な客引きで店に連れていかれ、ホステスに強い酒を飲まされ酔わされた」「知らない間にクレジットカードで高額決済をされていた」といった相談が寄せられていました。 被害総額は2000万円にのぼるとみられ、警察は組織的な犯行の可能性もあるとみています。