【俳優・水上恒司さん】「女性は生涯の中で40代が一番キレイだと思います」|美ST
19歳で鮮烈なデビュー、ドラマ「中学聖日記」で一躍注目を浴び、以来、話題作に出続けている。さらに2022年本名に戻した。あまりにも爽やかでカッコ良くて好青年。俳優活動を再開した彼に、その熱い想いを伺いました。
経験と自信が爆発するのが40代。女性は生涯で一番キレイな時期だと思います
■お話を伺ったのは……俳優・水上恒司さん 《Profile》 ’99年福岡県出身。’18年連続ドラマ「中学聖日記」でヒロインの相手役として俳優デビュー。代表作に「MIU404」「青天を衝け」、映画『死刑にいたる病』など。連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)にヒロインの相手役として出演。 2023年初め、映画の役作りでファスティングを決行した。海外で撮影中、美味しい料理に囲まれながら、準備期間1週間をふかし芋だけで過ごした。「東京に戻るや否や絶食3日間をこなし、続いて回復食1週間で元のカラダに戻しました」。’23年公開の映画2本にドラマ4本(うち2本は連続ドラマ)に出演。連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロイン・スズ子の最愛の人・村山愛助役の出演も始まった。スズ子が最初で最後に恋した男性で、戦中・後の激動の時代をともに生きる役柄だ。自分が登場しないときの台本を読み込み、スズ子ヘの想いを深めた。さらに「僕がまだ出ていないとき、スズ子の『ラッパと娘』のステージを観て、スズ子への気持ちが募り、頭で考えなくとも役作りは心配ないと確信しました」。だから特別な役作りをせず、現場でのセッションを楽しみながら、一瞬たりとも油断をせず日々邁進している。 「『ブギウギ』のテーマ、人生を喜劇として捉えていく、この視点は目から鱗でした。辛いことも時を経て喜劇と思えたならより人生を楽しく生きていけるから」と、自分とも重ね合わせることがあると言う。一時期仕事をセーブしていた期間があった。「その期間があったから、今あるのは僕だけの力ではない、1人では生きていけないことを痛感し、本当の意味で人に優しくなれる経験をしました。仕事ができる有難みを痛感し、気付けなかったことにたくさん気付けました。辛いこともたくさんありましたが、今となっては喜劇として捉えることができて、楽になりました」。富や名声でなく、役者になってよかったと心から思えるそうだ。